ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

オープンスパイクを打つ(その8・・・ジャンプからスウィングまでのタイミングを掴む)

2012年05月17日 07時10分04秒 | アタック練習

はじめに
以前、自分で投げトスしてジャンプせずにスパイクのスウィング練習をすると、無理なくできるのに、ジャンプして打とうとすると間に合わなくなるという御相談が寄せられました。
その原因や解決方法については記事地上の打ちこみでできるスパイクフォームが空中では維持できない理由(その2)に載せましたが、あのような状況に陥りやすい選手のために、本日はその解消方法のための練習を御紹介します。
きちっと、ボールに手を当てたいという方は、実際にジャンプしての練習に入る前に、この練習を行い、タイミングをきちっと把握しておくことで、次の練習がより、スムーズにこなせると思います。

腕を振り上げるタイミングを練習する
昨日の記事にアップいたしましたとおり、セッター役となるコーチが投げトスしまして、最終的に下図ピンクシャツの位置から投げたボールを緑シャツのアタッカーのような方向を向いて打ってもらうわけですが、ジャンプしてもきちっと手を当てたいということでしたら、ジャンプのための腕振りを開始する時間も意識した練習をしなければなりません。

特に難しい練習ではないのですが、要は腕の振り上げを開始する時間を、実際にジャンプしてスパイクする場合に似せて行うというものです。
方法としては次のように行います。

下図を見て下さい。白シャツのセッター役が投げトスします。
ボールは○と飛んできますので、これをアタッカーは青シャツのとおり構えから、ピンクシャツ、黒シャツと腕を振り上げ、緑シャツのとおりこのボールをヒットするわけですね。
アタッカーはシャツの色ごとに→方向にずらして表示していますが、これは図を見やすくするためにずらしただけで、実際の動きをする時は移動する必要はありません。

ただし、次のことに注意しながらこの練習を行ってほしいのです。

実は、アタッカーのシャツの色は、トスの軌道上にあるボールの色に対応させ、タイミングが分かるようにしてあります。
つまり、ボールの位置と選手の動作の関係は
・・・・青シャツの構え
・・・・ピンクシャツのとおり、腕を振り上げる。(ジャンプを意味します)
●・・・・黒シャツのとおり弓引きポーズを作ります。
・・・・緑シャツのとおり、ボールをヒットします。

で、この練習で、しっかり意識してほしいのは、ボールがの位置に至った時、一気にピンクシャツのとおり両腕を振り上げていただきたいのですね。
これで、しっかりボールが手に当てられるようになっておくと、ジャンプした時もスムーズな腕振りとジャンプ、そしてヒッティングができると思います。

本日ここまでです。

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