ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

Aクイックのトスミスからポイントを上げる裏ワザ

2010年09月19日 11時19分39秒 | 攻撃
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Aクイックのトスが高すぎた時の処理方法(その1)
前回の記事の復習になりますが、まずは下図のとおり、高すぎて打つことのできなかったAクイックのトスに対しては、このボールが、アタッカーの手元に落ちてくるのを待って、右手げんこつで弾き相手コートに返球するという方法。
これが、最も簡単な処理ですね。


バージョン2・・・・後衛サイドに返球する
Aクイックのトスが高すぎて打てなかった場合上の図の1~4のとおり、スパイクせずに着地して返球するのですが、今度はですね、上記図の「4」の時点で、オーバーパスを使います。
そして、下図のとおり、後衛サイドに返球するのです。
オーバーパスを飛ばす技術があれば、この戦術で点を取ることができる場合があります。

というのは、Aクイックを打つタイミングの時、後衛両サイドは中衛ラインまで詰めているからなんですね。その、逆を突くという裏ワザです。

このプレーは時間差のセミクイックトスが低すぎて打てなかった場合にも、まったく同じ要領で使えますからね、ベテランの味を見せて、相手を、アッと言わせて下さい。
精神的ショックも与えられるプレーです。


バージョン3・・・・・ネットプレーで時間を稼ぎ、エースアタッカーの逆を突く
今度は、9人制バレーボール独特のルールを生かしたプレーです。
クイックのためにジャンプした後、ボールに手が届かないとき、今度は下図の青いシャツの選手のとおり、意識して腰を落とし、という具合にボールをネット処理します。

そしてでボールをオーバーパスで捕らえトスアップくらいにボールをコントロールし、相手コートに返球しますが、ここで、一工夫します。


上記図のとおりネット処理した場合のボールは、下図のとおり、ネットをぎりぎりで越えさせ、と返球し、相手のエースアタッカーの前に落とします。


このプレーはネット処理する間に、時間がありますので、相手チームの選手は次の返球処理に備えて、チャンスボールのフォーメーションにポジションの切り替えを行うのですね。その時間を作ってやるのです。
すると、相手レフトオープンは打つ気満々でサーッと引いていきますので、その逆を突くのですね。

仮にレフトオープンがレシーブしたとしたら、次、あまり助走は取れませんから、ブロックで勝負できますし、転倒してくれれば、攻撃は1枚減る、しかもエースアタッカーの攻撃がなくなる・・・ってことになります。

っという感じですが、概ね、この返球は逆モーションになって、相手の中衛レフトは一歩も動けず、ポイントになります。
特にテンパってるエースには、ぎゃふんと言わせる絶好の機会になりますね。

おわりに
やや、リスクを背負うAクイックについて、お話してきました。
リスクはあっても、攻撃の起点になるスパイクですので、どうしても、これだけは備えておきたいものです。

で、同時にミスした場合の処理方法や、考え方(仮に、そのミスで1点を取られても、その後の攻撃にいい影響を与える場合があり、それで2点取り返せばよいという考え方。)について理解しておけば、結構思いきった使い方ができるものなのです。

各上のチームや大型チームを破るには絶対有効な攻撃ですから、実際に打つのは、1セットに1~2本でもいいから、相手に見せて、そこから、点の取れるアタッカーにトスを回すような組み立てに挑戦していただきたいと思います。

いつも、お付き合いありがとうございます。次の記事もよろしくお願いします。

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