牧師エッセイ「 何をまずするか」

　牧師は本来の仕事以外に結構やるべきこと、したくなる雑事が毎日ある。本来の仕事は毎日、ことに朝、密室で聖書を読むこと、神に祈りと交わりの時を設ける。これをしないでは、顔を洗わないで一日を始める比ではない。自分の霊性の養い、諸課題難事に戦え得ないと思う。日中では、「礼拝」、「聖書に学ぶ会」、「家庭集会」などの務めをする。同時にすることが出た場合は、『神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。』マタイの福音書６章３１節を原則とする。
　今の季節は小さな畑仕事でも手を抜けない。その他雑事は他の方々と同じでしょう。どれから手をつける？となった場合、自分はどうするか。此所に紹介するように、「チラシ」の戸別配布をする。人々にまず仕える。人々に福音を伝える、これをしてから、他のことをすると、やるべきことを済ましてからなので悔いが残らない、しゃきっとして他のことも出来るという段取。これが逆だとすきっとしない、失敗感を引きづったりする。
　毎日の聖書や祈り、週二、三回のチラシ配りの効用は、霊と心との健康、罪や誘惑に勝つこと、身体の健康、精神衛生など、神の祝福をいただく基本だと思う。信者さんにも事情で出来ないことを除いては、お勧めしてやっている。 　
　人には神が求めておられる手順がある。神の国とその義とを第一にして生きること。神は必要ならば求めている者にお与えくださる。日曜日は教会の礼拝に加わり、牧師が語る聖書の話を聴き、信徒の温かい交わりに加わって下さい。ありのままが一番良いのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小牧