牧師エッセイ「 田植え終えた水無月の里で」

　白沢の東に鬼怒川があり、支流の西鬼怒川や多くの水路に水が豊かに流れている。農家も町も色々の面で昔から潤されて来たであろうことが、今回戸別配布して思った。
　こんな訳で、自分の伝えようとしている福音は、恵まれた里町にあっても、あらゆる人々にあるであろう苦しみに、救い主であるイエス・キリストをお知らせしたいと行き来している。
　旧約聖書イザヤ書５２章７節に『良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる。」とシオンに言う者の足は。』とあります。自分のしていることが、神の御目からこのように見られているとしたら、なんと晴れがましいことかと自分を鼓舞して継続している。二種の鳥の声と姿に打たれて、

　　　　　　　　西鬼怒ののど脹ます葦の切 　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　白沢に燕来たるや一里塚 　 たかし（２０１０/６/２）