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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝メッセージ(要約)

2012年11月19日 04時33分00秒 | インポート
【先週の礼拝説教回想】11月 18日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 マタイの福音書5章3節
・説教題 心の貧しい者の幸い
▼「心の貧しい者は幸い」と言いだされたこに、聴衆は新奇に思えたにちがいありません。
 御国の真理は、罪深いこの世では逆さまになっているからです。この地上と永遠の天の御国ではこれらの幸いが支配するのです。これらの徳によって支配されている人々、国なのですよ、わたしはこのために来たのです、とおっしゃっているのです。続いて、心と生活の態度、動機の純潔を語られております。
 心の貧しい者とはいったいどんな者なのでしょう。世の中で「心が貧しい人」と言いますと、事は正反対となります。人に親切でない、施さない、けちな人などをなじっていう言葉でしょう。
▼「心の貧しい者は幸いです」の「貧しい」とは、神の前には無一物、こじき同然であると知る人、信仰の厚い、敬虔な人のことです。言い替えれば、物質的富は、はかなく、神がすべてであることを知った人のことです。物質的に貧しくても、心の高ぶっている人もあります。富の多少ではなく、自分の心の破産状態を知って神によりたのむ者が<幸い>なのです。
 続く7福は、この心の貧しい者の幸いに包含される、廻ってもどる、或は展開していく、同じものの違った表現などと言われます。
・4節<悲しむ者の幸い>嘆きを表わす強いことば。主のことばに対して、悔い改める人は幸い。<その人は慰められます>
・5節<柔和な者>自我を主張する者でなく神の御旨に従う者の姿。優しい人を指すが弱々しくなく、弾力性がある。<地を相続する>
・6節<義に飢え渇く者>キリストの義、正しい行いに渇く者。<その人は満ち足りる>
・7節<あわれみ深い者>自分の弱さを知り、神の憐れみで救われた経験は、他の人に対しても同じ心持ちをするであろう人。
・8節<心のきよい者>まざりけのない、水でうすめられてない。心の座が分裂せず、神に誠実である人。<その人は神を見る>
・9節<平和をつくる者>世の平和が神とその教えによってしか成り立たないことを知り、実行する人。<神の子どもと呼ばれる>
・10節<義のために迫害されている者><天の御国はその人のもの>であるから。
▼神的なことに飢え渇くことが無く、富も罪もごじゃ混ぜになっている世の中です。心の貧しい人とは、キリストを信じてその心と教えに生きる人。心がこの世の富、評価、肉情、不法に勝ちつつ、廉直な心で神に聞く用意のある人のことでしょう。
▼神に渇き満たされて生きる幸いを!