山行日:2024年10月15日
メンバー:I堀(記)・K野
越後駒ヶ岳の東面に位置する滝ハナ沢。
記録を探すと秋でも巨大な雪渓に行く手を阻まれる沢だが、2年連続の寡雪でチャンス到来。
1か月前にオツルミズ沢へ行ったばかりだが、日帰りで滝ハナ沢へ挑んだ。
滝ハナ沢は北の又川を2時間弱遡行すると左岸から出会う沢だ。北の又川は1時間ほど広い河原歩きが続いた後、ゴルジュを突破することになる。ゴルジュは股下までは濡れる。
9月に来れば快適に水線突破できそうだが、10月だと水線突破はキツイ。でも遡行に影響のある雪渓のことを考えるとやはり10月に来るのがベターだろう。
滝ハナ沢の出合いは実におだやか。水量も本流4:滝ハナ沢1くらいで一気に水量が減る。出会いからナメとゴルジュが続き、ときどき泳がないと取りつけない滝もある。巻きは簡単。
スタートから3時間ほどで広河原。ビバーク適地だがスタートから3時間でビバークは早すぎる。かといって上流にはビバーク適地がないという難しさ。
滝ハナ沢はオツルミズ沢と同じく頑張れば登れそうな滝が多いため1泊で頑張るのもアリだが、ビバークの整地は大変になるだろう。
広河原を過ぎるといよいよ滝ハナ沢が本気を出してくる。
分厚く残る雪渓、その雪渓で磨かれたスラブ、急峻な側壁、えぐれた水流、草のトラバースとオツルミズ沢と同じく沢登りの経験・知識を総動員する必要がある。
幸いにも滝の登攀および高巻きはオツルミズ沢よりワンランク下で行ける。所々で出てくる大滝の光景は圧巻。ぜひ自分の目で確かめてほしい!
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