Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

闇夜に紛れ、呼ばれし黒猫の声

2013-12-05 20:36:41 | 我が家の猫たち
今日は仕事帰りに手芸屋さんと パンを買いにショッピングセンターへ寄りました。

このショッピングセンターに寄ると車を駐車するのは立体駐車場の2階なのですが、
今日はなんとなくいつもとは違う1階の建物の端へ駐車したくなり違う入口に車を止めました。

入口に差しかかった時、どこからか声やモノ音が聞こえたのですが
ショッピングセンターの中からはクリスマスソングの音が漏れ出すほどの音量で音楽がかかっており、気にも留めずに建物の中へ入りました。

数十メートル歩いたところでふと立ち止まりました。


    あれっ…!? さっきの声って猫じゃなかったか???

単なる聞き違いかもしれない。けれども確かめねば!! と走って入口に引き返しました。
辺りを見回したのですがそれらしいものは見つけられなかったので『 やはり聞き違いか 』と思ったら


      にゃ~ん!       おった!!

建物の影と植え込みの隅に夜の闇に紛れて 毛の長い黒猫さん( 中猫 )がおるではないか!



そ~と近づき手を差し出してみるも逃げて触れない
あと少しで触れそうなのに、間合いを詰めると詰めた分だけ一定の距離をあけてくる。
あからさまに逃げるわけでもないのだけれど微妙な距離。
首輪はしていないのだけれど野良猫か飼い猫の区別がつかない。



    お前さん、お腹が空いて啼いていたのかえ?

黒猫に問うても、ただ啼いて見つめ返してくるだけ。

    ちょっと待っとき! ねぇちゃん買い物済ましてくるでな!


パン屋さんで黒猫さんが食べられるようなモノを買ってあげようとしたけれど、
『 人間の加工された食べ物は味が濃いので猫にはあまりよくないのでは?? 』と思い、
今度はキャットフード( カリカリ )を走って買に行った。

急いで買い物を済まし、先ほどの入口に戻ると ホッ まだ黒猫さんがおりました~



最初は警戒していたものの暗い建物の隅でキャットフードを開け差し出すと… ものすごい勢いで食べだした。
!! お前さん、お腹が空いておったのか~


食べている隙に 黒猫さん触りまくり~
尻尾は ライフの半分くらいで短い。 長い毛の下の体は肉付きも痩せすぎてなく普通くらい。
♂か♀かは確認し損ねた。


残してもいいからたくさん食べるんやで~と山盛りにカリカリを。



一時の空腹しのぎにしかならないだろうけれど、今晩は空腹で死ぬことはないだろう。
夜の冷える中、お腹が空いていると体力も体温も奪われてしまう。
少しでも生き延びてくれるなら…。



今日に限っていつもと違う場所に車を止めようという気になったのは、この黒猫さんに呼ばれたのだろうな  
コメント
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