
我が家は数年前までママさんが【

なのでこの時期はまさに

注文の多く入る24日に合わせ、23日( 祝日 )に総出で手伝うのだ。 深夜まで作業は続く。
この時ばかりはサラリーマンのパパさんも手伝い、今や一刀彫師の兄も私もケーキ職人と化す。
ママさん・パパさん・兄嫁さんが色々な下準備をし、私と兄の兄妹が2台の回転台の上で土台を作っていく。
仕上げはママさんだ。 まさに一家総出の連係プレイだ。
私は次の日には普通に朝からサラリーマン業があり、寝る時間が無くなるので自分に任された作業が終わると帰るのだが
23日の夜の注文のクリスマスケーキが仕上がり、すべて終わる頃には体中甘い匂いが染みついていた。
この時期は寒いけれどケーキを作っている所では暖房を入れられないので体の芯から冷える。

けれど
家族全員が想っていたことは…
作っている私達にとっては数あるうちの一つでも、
貰う人にとってはたった一つのクリスマスケーキなのだから丁寧に作っていこう!! という気持ちだ。



『 苦しい 』というのは高校生の時だ。
女だけで友人5人で


皆、住んでいる土地がバラバラだったので中間辺りの友人宅へ各自現地集合で集まった。
そこで一人… 二人… と集まり全員が揃って皆の目が点になった。


誰がケーキを持って来るのか決めなかったがゆえに各自が気をきかせた結果

25個のケーキを前にして『 こんだけ揃うと塩辛とか欲しくなるよな… 』友人がポツリとつぶやいた。


幸い25個のケーキは皆違う店で買い、種類を違う物を買って来たので一つとして同じものはなく、まるで ケーキバイキング状態

皆少しずつ味見していたのだが食べ盛りの高校生とはいえ生クリームなどの甘いものが苦手な子もいて、
半数位以上を残してさすがにgive up !!



この話をしたら、会社の同僚は去年家族3人( 大人 )がケーキを誰が買うか決めなかった為に



