Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

白いモノも黒だと言わねばならぬ時がある

2018-01-25 16:28:28 | 日常
オイラが甥にする教育論である。


甥は小学校卒業を間近に控えた6年生。

走るのが速かった甥は数ヶ月前に陸上競技大会があるので出場しろ!と担任の先生に言われたが、走るのが嫌だったので断った。

断りきれず出場させられた子もいるそうだが 自分が出るの嫌なら断れば?嫌々大会に出て走っても結果なんてロクなもん出んぞ とオイラは言った。

それからというもの陸上大会を断った甥は事あるごとに担任の先生に目を付けられ、なにかと実行委員なるものに押し付けられる羽目になったのだとか。

こんなの理不尽や!!と甥は怒っていたのだが

    こんなのはまだ甘いで~社会に出れば避けては通れぬ理不尽の塊がゴロゴロあんねんで



例えば
会社の上司が本当は『 白いモノ 』でも『 黒だ 』と言えば自分も同じように『 黒です 』と言わねばならぬことがある。

たとえそれが間違っていると自分で分っていても言わねばならぬ時がある。

自分が頑張ってきた仕事や手柄も横から掻っ攫われる時もある。


会社で自分が失敗したことではないけれど、自分が代わりに相手に対し頭を下げねばならぬ時がある。

同じ会社で働いている人間の失敗なら、看板を背負っている以上は誰であろうと関係なく同じなのだ。

それは自分の知らないところで自分の失敗のせいで誰かが代わりに頭を下げてくれているかもしれないからお互い様なのだよ。

そう甥に言い聞かせた。



それは、以前勤めていたところで入社して間もない若僧がこんなことを当時のお局様とオイラに言いよった。

ベテランの上司が部下(若僧ではない別の人)の失敗を電話で謝っていた時の事だった

   新入社員 : 僕は自分が間違っていなかったら絶対に頭を下げないし謝りませんよ。


それを聞いたオイラは カチン!! ときてしまいましてね~( あの頃はオイラも血の気があった


    アンタ、それ間違ってるで 同じ会社で誰かが失敗したり客に迷惑かけたら自分の責任じゃなくても頭下げやなあかんよ。
      
     自分の知らんところで自分がした失敗を誰かが代わりに謝ってくれてるかもしれんのやで。

    『 誰がした 』とかお客にゃ関係ないのよ、お客にとっては同じ会社の人間であり会社の看板背負ってんのはここにおる全員一緒や



お局様もオイラと同じことを言って若僧に言い聞かせていたが、その想いが届かなかったようで数か月後に若僧は会社側からクビを切られた。



そんなこんなを甥と話していたのだが『 仕事 』という事で一つ言っておかなければならないことを思い出し…


    甥よ、これだけは覚えとけよ


   父親や母親が仕事の得意先やお客の前でペコペコ頭下げて相手の機嫌とったり、謝ったりしとる所を見ても

   『 あんなヘコヘコしやがって 』とか『 情けない 』とか『 みっともない 』なんて思うなよ!!

   それでお前らの毎日のご飯が食べていけとるんや!! 生活していけてるんやで。

   もし、お前の父親(私の兄貴)が得意先で頭を下げペコペコしてるの見ても仕事を頑張っとるってことや!!



   甥 : 頭下げるんもそれも大事な仕事やからやろ。自分が大人になって働いてから分るっていう…アレやろ?


    そうやねん けどな~それを気が付かへん、分らへんガキ共が世の中には多いねん。

     『 あんなペコペコしやがって情けねぇ 』『 恥ずかしい 』って親の事を思うガキがおるんや。

      けど自分が働くようになってから気が付くこともあるんやけどな…それでは遅い時もあるで難儀やな


   甥 : ちゃんと分ってるから大丈夫やで



子供にこんな話を…と思うかもしれないが、彼らももう誤魔化しのきかない年齢であり理解できる脳ミソをもっている。



親や養ってくれる人を敬えとか尊敬しろとは言わない。

実際、養ってはくれているが虐待されたりそれに値する人物かどうかもその子にとっては殺したいほどの人物かもしれないから。


それでも、一言彼らに伝えておいても良いと思うのだ
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寒さ冷え込む、庭の火鉢に氷張り

2018-01-25 12:30:54 | 裁縫
庭に骨董の火鉢が雨水受けにと置いてあるのですが、今日はその水が 氷が張っていた。

    温暖地域の我が地域で氷が張るたぁ~そりゃ鼻水も出まっせ


ウール生地に花や蜂などを刺繍していたバッグですが出来上がりました

   

やっぱり寂しく感じたのでフエルト刺繍の花を追加。 葉っぱも追加。


   

中央のアップリケ部分には綿を入れてぷっくりとさせた。

あとは英国クラシカルなウール生地のパッチ―ワークの上に貼りつけました  

それだけじゃ寂しかったので 葉っぱも付け足していき…

    これまたあったかいハンドメイド感満載になりました


今回バッグの裏地は ちょっと生意気な猫柄を使用したので、ついでに小さなバッグにくっ付けるポーチも猫柄と花刺繍をつけて作ってみた

ポーチ単体でも使えるし、一緒に使ってもらってもOKってことで。


    なんか…蜂のアップリケ部分が タヌキの顔に見えるのは気のせいだろうか…

次回のパッチワークに出品させてもらいます
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