先週の金曜日だったか？帰宅時の快速電車が、遅延のため、やたらと混雑していた。
自分は通路の入り口辺りに立っていた。自分の右側のオッサンが揺れる度に踏ん張りもせず揺れに合わせてもたれてくる。結構重くて鬱陶しかった。
そして彼の腕が自分の腕の前後ろに延びて肘で曲がってると思っていた。この腕が有るから押されると思い、自分の右腕を彼の腕の後ろにしようと思い、右腕をねじ込んでやった。
すると肘を曲げてたと思っていた彼の腕は曲げて無くて私の後ろの方へ延びていたのが判った。
自分の後ろはオジサンだと思っていたが、実は若い女性だった。
て、事は彼の腕は女性に延びていたってこと？それはつまり卑劣な痴漢行為をしていた・・・って事？コイツ俺の右手が女性に触ってたように見せ掛けて痴漢してたってことか？クソっ触ってる現場見てないから現行犯で逮捕出来ない。こんなしょーもないクソヤロー捕まえたい。
この人痴漢ですって叫びたかった。でも証拠が抑えられていない。残念だが逮捕は出来ない。
悔しい！？私はこんな卑劣な奴が許せない。顔を覚えたので次の機会には捕まえてやる。桃太郎侍ならこんな時バッサリと切り捨ててくれるだろうが、自分は桃太郎侍では無いのて・・・。
奴は私が気付いたのを察知したようだ。
オレはムカつきながら奴を睨みつけた。
すると犯人は浦安で混雑に紛れて姿を消した。
満員電車の混雑の中、痴漢がのさばっている。奴らは自分の犯行にならないように他人の腕の辺りからターゲットの女性の体に触れている。
その女性が痴漢です！って捕まえたと思ったら違う人を捕まえてる可能性が有る。言い換えれば私の腕を掴んで私を痴漢にしてしまう可能性が有る。こんな卑怯な奴の代わりにされてしまう。
つまり善良な人が誤認されるのだ。実は大阪の御堂筋線でも同様な自分の腕の下辺りから別の腕が女性に触れていた事が有った。気付いた時には慌てて腕を引っ込められ、捕まえられなかった。この時も非常に残念な思いをした。
自分は痴漢に間違えられないよう用心して片手は吊革を、他の片手にはカバンを持つようにしている。しかしつり革を掴めずにいる時は両手でカバンを持つようにしている。そうしていない時、自分では気付いてないがボーッとしてる事になる。そのスキを突かれて痴漢に利用されてしまっている。だから余計に許せない。
本当に卑怯で卑劣な痴漢達がこの世の中から居なくなって欲しい。死んでしまえ〜って言いたい。
いつか絶対捕まえてやる！その時には"醜い浮き世の鬼を 退治てくれよ 桃太郎！"って呟くかも？