俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句655「西日受く切られし髪の真中に座し」(相子智恵)

2024-07-02 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句655・真中7(空間)・相子智恵03・2024-07-02(火)
○「西日受く切られし髪の真中に座し」(→相子智恵03)
○季語(西日・晩夏)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこせそぬねのふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:今日は「真ん中の日」。2024年が半分過ぎたことになる。掲句は室内で髪を切ってもらっている情景か。切った髪を受けるシートを周囲に敷き詰めて。西日が窓から射しこむ。天井から俯瞰しているような視点である。

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■次元俳句654「木耳やカフカの耳の尖り方」(中上哲夫)

2024-06-27 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句654・尖る3(空間)・中上哲夫01・2024-06-27(木)
○「木耳やカフカの耳の尖り方」(中上哲夫01)
○季語(木耳・仲夏)(「→現代俳句データベース」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこせそぬねのふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:フランツ・カフカ(1883~1924)を画像検索してみた。確かに耳が尖っている。木耳(きくらげ)の形からカフカの耳の尖りへと導かれた。


中上哲夫(なかがみてつお)
○好きな一句「雉子撃ちの男をつつく家畜かな」02
○季語(雉子・三春)(「→今日の編集部」より引用)

【Profile】:1939年大阪府出身。詩人。同人誌「ぎゃあ」「木偶」をへて個人誌「黄金の機関車」を発行。2004年「エルヴィスが死んだ日の夜」で高見順賞受賞。俳号はズボン堂。

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■次元俳句653「眼帯の中は海なり桜桃忌」(『舞童台』1981)(中尾寿美子)

2024-06-19 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句653・忌日26桜桃忌=太宰治・中尾寿美子04・2024-06-19(水)
○「眼帯の中は海なり桜桃忌」(『舞童台』1981)(→中尾寿美子04)
○季語(桜桃忌・仲夏)(「現代俳句の鑑賞事典(東京堂出版)」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこせそぬねのふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:眼帯の中は海中の薄明。それは治癒へと向かう薄明である。今日は→太宰治の忌日とされるとともに生誕の日(1909)でもある。

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■次元俳句652「川に穴あくまでのぞく日傘かな」(鳥居真里子)

2024-06-11 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句652・穴6(空間)・鳥居真里子04・2024-06-11(火)
○「川に穴あくまでのぞく日傘かな」(→鳥居真里子04)
○季語(日傘・三夏)(「俳句200307」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこせそぬねのふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:どれぐらいの時間覗いていれば川に穴があくのであろうか。日傘の下の眼はまばたきもしない。今日は「傘の日」。

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■次元俳句651「自転車に昔の住所柿若葉」(『近所』2001)(小川軽舟)

2024-06-03 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句651・昔4(時間)・小川軽舟04・2024-06-03(月)
○「自転車に昔の住所柿若葉」(『近所』2001)(→小川軽舟04)
○季語(柿若葉・初夏)(「→剣持雅舟のブログ」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこせそてとぬねのふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:引越しまえの住所が自転車に貼ってある。昔は自転車に住所と名前のプレートを張り付けていた。今は防犯登録票であるが。今日は「世界自転車デー」。

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