●五感俳句390・聴覚94・石崎素秋1・2018-7-30(月)
○「青岬遠くで別の汽笛鳴る」(『まぼろしの塔Ⅲ』)(石崎素秋1)
○季語(青岬・三夏)(「俳句201708」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この「別の」は「もう一つの」の意味が最も近いのではないか。すなわち作者の乗っている船あるいは汽車の汽笛も鳴っているのだ。宮城県松島新富山に句碑。
●石崎素秋(いしざきそしゅう)
○好きな一句「秋蝶のわがまぼろしの塔を過ぐ」(『まぼろしの塔』)2
○季語(秋蝶・三秋)(→「575筆まか勢」より引用)
【Profile】:1921年宮城県塩竃市出身、松島町在住。宮城県現代俳句協会会長。現代俳句協会名誉会員。1994年永野孫柳逝去後「俳句饗宴」主宰継承。「麦」同人。
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石崎素秋掲載句
03鳩笛に俄かにゆらぐ北の樹樹(鳩笛・三秋)〈五感660・聴覚147〉2024/8/10
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