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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五体俳句560「捕虜冷えぬ五体の火種皆絶えて」(鈴木ゆすら)

2021-12-07 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句560・五体1・鈴木ゆすら01・2021-12-07(火)
○「捕虜冷えぬ五体の火種皆絶えて」(鈴木ゆすら01)
○季語(冷たし・三冬)(「俳句界201204」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(いいいたうえくけこせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~ →★俳句結社索引

【鑑賞】:五体俳句にそのままの「五体」の初登場であります。もはや頭の天辺から足の爪先まで少しの火種も残っていない。生きて祖国の土を踏むという気概だけはまだ残っている。

鈴木ゆすら(すずきゆすら)
○好きな一句「手紙焼き写真焼き兵露にぬれ」02
○季語(露・三秋)(「→ソ連抑留俳句(阿部誠文著)」より引用)

【Profile】:1912年静岡県浜松市出身。戦前、句誌「みづうみ」に所属。3年余のシベリア抑留後、1948年10月に日本に帰還。その年の12月に、文化雑誌「地方文化」を発行。シベリア抑留を詠んだ作品群『運びゆく捕虜の屍汁の汚す雪』など。


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