●色彩俳句358・青鈍(あおにび#6b7b6e)1・成田一子1・2017-11-22(水)
○「牡蠣抉ぢ開けて青鈍の少年期」(成田一子1)
○季語(牡蠣・三冬)「カキコジアケテアオニビノショウネンキ」【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「青鈍(あおにび)」という和の色彩で「牡蠣」の色を言い当てた正確さ。牡蠣を抉じ開けて食べた少年期の甘いノスタルジー。→「日本の伝統色・青鈍」
●成田一子(なりたいちこ)
○好きな一句「祈りたし雪重なりて青むまで」(「滝」201702)2
○季語(雪・晩冬)
【Profile】:1970年宮城県仙台市出身。2008年より句作開始。2010年父→菅原鬨也主宰「滝」入会。菅原鬨也長女。2013年「滝」副主宰就任。2016年、鬨也逝去より「滝」代表に就任。2009年、第4回俳句研究30句競作第1席(→小川軽舟選)。2010年、第3回→芝不器男俳句新人賞→大石悦子賞。2016年、第46回宮城県俳句協会賞受賞。
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成田一子掲載句
03鶏交み初む黒砂の匂ひかな(鶏交み初む・晩冬)〈特集・初物俳句〉2019/1/20
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