●五体俳句0144・眼05・室積徂春・2013-10-15(火)
○「眼つむれば我も虫なる虫時雨」(室積徂春01)
季語(虫時雨・秋)
いちめんの虫時雨のなかにいます。立ち止まって瞑目すると、自分自身も虫の世界と一体化して虫になってしまうような感覚にとらわれます。
○室積徂春(むろづみそしゅん)(1886~1956)
代表句「新そばを碓氷の雷に啜りけり」02
季語(新そば・秋)
滋賀県生まれ。13歳で岡野知十(ちじゅう)に師事、「半面」の同人に。のち→佐藤紅緑(こうろく)の門下となり「とくさ」を編集。1927年から「ゆく春」を主宰した。妻は俳人の室積波那女(はなじょ)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます