●色彩俳句0243・黒019・小笠原靖和01・2015-09-06(日)
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○「かくれゐる海より黒く柿を干し」(『小笠原靖和句集』1973)(小笠原靖和01)
季語(柿・秋) 「かくれゐるうみよりくろくかきをほし」(「美代子の一元ブログ」より引用http://ichigen.at.webry.info/200802/article_10.html)
【鑑賞】:家並みに隠れて水平線は見えません。その見えない海原よりも黒々と干し柿が軒に連なっています。9/6は文字通り「黒の日」。
○小笠原靖和(おがさわらやすかず)
○好きな一句「寒月光父の板戸はけぶるなり」02
季語(寒月光・冬) 「かんげっこうちちのいたどはけぶるなり」
【Profile】:1943年、愛知県出身。高校時代から→小川双々子に師事。「天狼」に投句。双々子の「地表」創刊に参加、同人。元「俳句評論」同人。1967年第1回地表賞。1972年中部日本俳句作家会賞受賞。(「俳句舎の俳人名鑑」より)
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