ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

泣きそうになる詩

2015-10-28 23:18:38 | 稽古日記
レッスンするかたわら、暗譜や譜読み、練習に追われる日々を過ごしています。



とくに大々的に宣伝する稽古日記があるわけでもなし、ただ地道に発声、曲の練習を積み重ねている、いわば日常を過ごしているので、ブログに偉そうに書くわけでもなし。



でもこんな練習に集中できる期間が楽しいのです。


来月になれば、11月7,8,13日と、一週間に3回の本番、しかも二つは大きなコンサートがあるので、11月になった途端に身体が緊張で硬くなり始めているかもしれないし、息が浅くなったりするかも。


だから今週は時間を気にせず、思う存分練習できる最後のチャンス!頑張りたいと思います。


さて、タイトルの泣きそうになる詩

11月7日の、ある方の講演の中で4曲歌うことになっている歌。


ビリーブ
いのちの歌
野に咲く花のように
くちなし

野に咲く花のように は爽やかで生き生きしている気もしますが


ビリーブ

友情や愛、優しさを歌った歌詞と
素直なメロディー、ハーモニーに
うるっとくる鉄板ソングではないですか?

私は子どもが学年の発表で歌っているのを見たとき、涙が浮かんでしまいましたが。


いのちの歌

朝ドラ だんだんでマナカナが歌っていた曲。
これも言葉に耳を傾ければ傾けるほど、泣きそうになる。

生まれてきたこと、育ててもらえたこと、出会ったこと、笑ったこと、そのすべてにありがとう。

このいのちにありがとう。

、、、って。
目の前に走馬灯のように映像が浮かんだ日には、、撃沈です。



そして、日本歌曲の名曲の一つ

くちなし

お父さんが亡くなった人も、まだ生きてる人も、この歌を聴くと父親というものの大きさを想うのでは。

歌を語るって、まさしくこの歌はそう。


練習で歌詞の世界に入る毎に
心が憑依されるように
うるうる。。


心が浄化されて気持ちのいいような
寂しさにも包まれるような


慣れてしまいたくもないし
あざとくなりたくもないし


毎回新しく歌の世界を考えて
言葉のさばきや、息遣いを変えてみたり。


地道に楽しい時間を過ごしています🎵