先週の週末と今週末の18:00〜21:00は
今年の夏に上演される
セビリアの理髪師の結婚 ワークショップ
に参加してきました。
公演の演出家である田尾下哲さんと家田淳さんが講師です。
先週は一日しか参加出来ませんでしたが
先週は田尾下さんが音楽、特にオーケストラの音楽から動き、演技を考えてみるというもので、ケルビーノの1幕のアリアの場面をスザンナ、ケルビーノと二人一組を作って一本のリボンを取り合う動きをつけてみるというもの。
歌詞の内容ではなく、
音楽から動きをつけることを基本として、
リボンをどう扱うか、動きのスピードをどうするか、5組それぞれの演技が違って興味深かったです。
今週は家田さんの人物像をどう設定するか、
の演劇的なメソッド。
まずは台本、原作から物語が始まる前までの事実を書き出す。イメージや性格はかかない。
これらの中で一番大事なこと、など優先順位をつけて、自分の中に落とし込んで行くだけで、気持ちのありようがしっかりときまります。
なるほど😍
いつもは、こんな性格だから、と気持ちの面で思い込もうとして動けなくなっていたのですが、事実を落とし込むことで物事にどう考える、どう当たる人なのか、人物として動きやすくなりました。
それからラバンのメソッド。
二点を結ぶ場所をまっすぐ進んだり、寄り道して到着したり、ゆっくり歩いたり、早く歩いたり、重くあるいたり、スキップしたり。。。
動きを直か曲か、速いか遅い、軽いか重いか、
これらを変えるだけでまず自分の気持ちのありようが変わることにびっくり!逆にキャラクターを考えてこの人物はどのパターンかを決めると基本の動きも決まるということで納得。
もう一つ興味深かったのは小道具の扱い。
丁寧に扱う、雑に扱う、小道具で遊ぶ、こんなことでもキャラクターや気持ちのありようがはっきりでる。
ここに先週の音楽の動きを混ぜて
フィガロの重唱の前奏に演技をつけてみました。
良い悪いはともかく、
心の中でこんな気持ちと無駄に念ずるより
今やる仕事、オーケストラのアクセントに動きのきっかけや小道具の扱いを絡めたら、自然に動き続けられるではないですか!
なんだかスッキリしました✨✨
これで全てが解決するわけでもないし、
これがメソッドのすべてでもないのでしょうけれど、これらを知っていると同じ導線をキャラクターによってどのように進もうか位は自分で考えて動けるはず。歌手として立ち稽古で闇雲に動いたり、棒立ちになったりすることはないのじゃないかな?
研修所、大学大学院でオペラを学んで
キャラクターを作ることは求められたけれど
自分で考えて、というところに事実という客観を飛ばして主観からおもこみの演技をしていたかな、と思います。
若い方の参加が多かったから
こういう事がオペラ歌手の常識になったら
もっと素敵な作品を作りあえる気がしました。
8月26日、27日のセビリアの理髪師の結婚 も楽しみです💕
詳細はこちら
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1231512326939087&id=839958309427826
今年の夏に上演される
セビリアの理髪師の結婚 ワークショップ
に参加してきました。
公演の演出家である田尾下哲さんと家田淳さんが講師です。
先週は一日しか参加出来ませんでしたが
先週は田尾下さんが音楽、特にオーケストラの音楽から動き、演技を考えてみるというもので、ケルビーノの1幕のアリアの場面をスザンナ、ケルビーノと二人一組を作って一本のリボンを取り合う動きをつけてみるというもの。
歌詞の内容ではなく、
音楽から動きをつけることを基本として、
リボンをどう扱うか、動きのスピードをどうするか、5組それぞれの演技が違って興味深かったです。
今週は家田さんの人物像をどう設定するか、
の演劇的なメソッド。
まずは台本、原作から物語が始まる前までの事実を書き出す。イメージや性格はかかない。
これらの中で一番大事なこと、など優先順位をつけて、自分の中に落とし込んで行くだけで、気持ちのありようがしっかりときまります。
なるほど😍
いつもは、こんな性格だから、と気持ちの面で思い込もうとして動けなくなっていたのですが、事実を落とし込むことで物事にどう考える、どう当たる人なのか、人物として動きやすくなりました。
それからラバンのメソッド。
二点を結ぶ場所をまっすぐ進んだり、寄り道して到着したり、ゆっくり歩いたり、早く歩いたり、重くあるいたり、スキップしたり。。。
動きを直か曲か、速いか遅い、軽いか重いか、
これらを変えるだけでまず自分の気持ちのありようが変わることにびっくり!逆にキャラクターを考えてこの人物はどのパターンかを決めると基本の動きも決まるということで納得。
もう一つ興味深かったのは小道具の扱い。
丁寧に扱う、雑に扱う、小道具で遊ぶ、こんなことでもキャラクターや気持ちのありようがはっきりでる。
ここに先週の音楽の動きを混ぜて
フィガロの重唱の前奏に演技をつけてみました。
良い悪いはともかく、
心の中でこんな気持ちと無駄に念ずるより
今やる仕事、オーケストラのアクセントに動きのきっかけや小道具の扱いを絡めたら、自然に動き続けられるではないですか!
なんだかスッキリしました✨✨
これで全てが解決するわけでもないし、
これがメソッドのすべてでもないのでしょうけれど、これらを知っていると同じ導線をキャラクターによってどのように進もうか位は自分で考えて動けるはず。歌手として立ち稽古で闇雲に動いたり、棒立ちになったりすることはないのじゃないかな?
研修所、大学大学院でオペラを学んで
キャラクターを作ることは求められたけれど
自分で考えて、というところに事実という客観を飛ばして主観からおもこみの演技をしていたかな、と思います。
若い方の参加が多かったから
こういう事がオペラ歌手の常識になったら
もっと素敵な作品を作りあえる気がしました。
8月26日、27日のセビリアの理髪師の結婚 も楽しみです💕
詳細はこちら
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1231512326939087&id=839958309427826