ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

石田多紀乃 原田愛 ピアノ・デュオ・リサイタル

2019-03-16 01:46:21 | 演奏会レビュー

今日は三軒茶屋の
サロン・テッセラというホールで
ピアノ連弾を楽しんできました。


石田さんと原田さんは
1月の神戸のコンサートで
ご一緒したアンサンブル・ヴァリエの
メンバーのピアニストさん。


お二人でピアノ・デュオのコンサートを
何年もなさっていたのに
聴きにきたのは初めてでした。



原田さんの軽妙なトークと
石田さんの真面目な曲目解説が
絶妙なバランス。


演奏は当然素敵ですが、
作品解説のトークも併せて
連弾曲の編曲への興味だとか
このコンサートシリーズの意義だとか
二人で演奏する信頼と喜びだとか、

演奏家として
何故コンサートをするのか
連日考えている私にとって、

お二人がこの空間で提供している
音楽とお話しは
お二人の唯一無二のもので
これが好きな人が
顧客として楽しみに集まる
魅力に満ちたものでした。

*********
素敵なコンサートに触れて
帰り道はまた考える。

何でコンサートに行くのか?


演奏が聴きたい
お話が楽しい
知的好奇心を満たす
珍しい作品がある
聴きたい曲がある


昨日の山田耕筰もそうだけれど
コンサートに魅力がなければ。
義理や打算で知人にたよる、ような
チケットの売り方は切ないから。


お金が余っているわけではないので
全てのチケットを買えるわけではないけれど
いろんな舞台をみて、
自分の目指すところを
見極め続けていきたいな。



私に出来ることは、なんだろう。


私の好きなものは?
私の得意なものは?
何を提供したら
社会に貢献して
喜んで貰えるのだろう?
日本のうたでそれは可能なのかな?


好きこそ才能!
だとすると
何処へ収まるのだろうね。


よい大人なのに
未だ定まらない私😅😅




日本歌曲のスター歌手の競演

2019-03-16 00:47:04 | 演奏会レビュー

3/14、ホワイトデーの夜は
音楽の友ホールへ
山田耕筰の歌曲を
あつめたシリーズのコンサートへ。


日本歌曲を学ぶものなら
憧れの歌手が勢ぞろい!


しかもコンクールの審査員だったり
オペラやコンサートで大活躍だったり
素晴らしい皆さんの歌を
真横から聴きました!


満席だったので、
舞台上手側横の席に
案内されたのです‼️


歌手の姿勢、口の開け方、
息の入り方などよく見えましたので
大変勉強になりました😊


そして今回も珍しい作品がたくさん!


関先生のお歌いになった

忍路高島

かなり高い音域まである、
山田耕筰編曲の日本民謡。



いや〜〜凄い曲でした。


そして、何というパワー!❣️❣️


やっぱり関先生、カッコいい😍



青山恵子先生はチャーミング。
昔、JFCのアンデパンダンで
楽屋ご一緒した時すでに
憧れの存在でしたから
日本歌曲といえば!の先生。
情緒あるこの道、
そして茶目っ気たっぷりのあわて床屋。


可憐さと品格と。。素敵です💖


布施雅也さんはさしずめ
日本歌曲界のプリンス。


端正で明るい歌をお歌いになる。
とても清々しい歌を。


横から見ていても癖のない姿勢。
こういう姿勢から
良い声が出てくるのだなと。


姿勢といえば関先生も。
パワフルな歌声と音域は
絶対姿勢が関係ある!!!!!!


と大変勉強になりました。



お名前はよく見る
バスの堀野浩史さんの低く響く声を
初めて聴いて、
オペラを聴いているような
声と表現力。
こびとの地獄、歌ってみたくなりました。


馬原裕子さんはこのシリーズで2度目。
リリックな歌声で
ソプラノが歌いたい曲を
歌い上げていらっしゃいました。


やっぱりこれだけの内容は
塚田佳男先生でなければ
企画できないでしょう。


この日の大収穫は

砂山の ぐみ原問題。

山田耕筰の砂山は

ぐみ原をgumiharaとうたい、

でも新潟の人はぐみはらなんて言わない、といい

中山晋平はgumiwaraと歌うけど、

ということをおっしゃっていました。





そう、新潟県出身の私としては
中学校の音楽で
中山晋平の砂山は
ぐみわら の発音で習ったのに
こちらに来て ぐみはら だと言われたのは
山田耕筰はぐみはらだからなのだな、と。


山田耕筰の砂山は
ぐみはら、
間違いなく区別します。


良い日本歌曲を聴いたら
自分の歌に反映させなければ。
ご予約、17日は余裕あります。
23日はあと少し。
4/2はほぼ完売です。
ご連絡はキャンセルが出るかもしれませんので
当日までお待ちしております♪