ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

なんともやるせなく、無力感に苛まれる

2020-02-27 23:24:00 | 日記
連日のコロナの報道。
自分も周りも大小さまざまなコンサートやイベントが中止になりました。


そして夕方に、
教育委員会や学校への通達もなしに
マスコミの前で
小中高校の休校要請。


要請という言葉が
国立劇場や公立のホールに
あれだけの圧力があるとは。


学校だって、 
思いもかけず卒業式がなくなったり
卒業まで会えなくなったり
急に決まって
困る親御さんも多いだろうし。。


せめてこうなったからには
その間に検査も治療も進めてほしい。
今までのように、
そういうことをしても
どんどん感染が広がって
イベントの無期中止自粛なんてものが
続いていったら。。。


経済的な問題だって大きい。
音楽だって仕事だし
キャンセルばかりで
大変だと言う人は多い。

先日はガイド業をしている方が
仕事がキャンセルが続いて苦しいと。

外出しないから
お店やレストランも
お客が減るだろうな。


なんでこんなに気が重くて
やらせないのだろう、と考えると
これは東日本大震災の時以来だと気づいた。



あの時もコンサートは自粛が続いた。


あの時は
人の命の大変な時に
音楽は無力だと、
大変な落ち込みを感じた。

自分のやってることはなんなんだろう、と。



今回は?

大規模ではない
小さいコンサートでも
病気に感染してるかわからない
無症状でも陽性なことがあるのなら
コンサートなんて出来ない。
自分も、お客様も元気だから大丈夫って
保証ができないのだから。


命が大事と
みんなが自粛をする。
それがいいことなら
コンサートなんてできない。


そして音楽なんて
やっぱりそんなものなんだろうか。。

 
そんな中で
来週は一人でひなまつり会に
歌いにいきます。
今日はその合わせがありました。

天気もいいし
なんとも言えない閉塞感から
電車で行くところを
自転車で行ってみました。
35分くらいかかったけれど
気持ちよかったです。

合わせの後は近くの公園で。
水辺は癒されます。
早くコロナがおさまりますように。
みんなが早く元気になりますように。