日々の事など

時には、旅人

犬も歩けば、ラッキーな出会い

2014-09-16 | 日記
 昨日は、カミュの「異邦人」な気分でした。太陽がいつまでも空に居続けるので、頭も痛くなりました。ベッドに寝転んで、あの主人公が空にシンバルの音を聴いた気分も、太陽のせいで殺人を犯してしまったのもよく解るわーなんて心の中でつぶやいてました。そして、凶器はやはりピストルでなくてはいけない、パンと乾いた音ではなくてはいけないなどと考えてました。 一日ぐだぐだしたので、今日も天気ですが、62番の🚌でも乗ってみるかとミラボー橋を越えて左岸にいきました。メトロ4番線のそばの教会を見てから、ベルフォールのでかいライオンのある通りを左折して歩いてたら、細めのマダムに「あなたは、日本人?」と尋ねられました。今度、東京で展覧会するから家に来て作品をみませんか?と言うではありませんか。軽く、ウイなんて言ってついていきました。階段に絨毯のある立派な家でした。彼女の作品は、植物と紙を使った繊細なものでした。コーヒーもごちそうになり、めちゃくちゃフランス語で話をしました。11月10日から14日まで銀座で個展だそうです。いくつかの日本の雑誌にも紹介されてました。壁になにげなくジャスパー ジョーンズの絵があったり、お手伝いさんがカチャカチャ音たてて働いてたり、お金持ちの家に紛れ込んでしまったようです。彼女のお父さんとピカソが並んでる写真もあり、お父上はフランスでも有名な画商だったとか日本の雑誌の紹介に書いてありました。ああ、驚いた!と帰ってきました。