山口県統一 共通Vテスト

山口県の公立高校入試を真剣に考える!

8月5日(水)

2015-08-06 09:26:48 | Weblog
翌日朝の更新が続いております。しかも、時間がだんだん遅くなってる。。。(反省)

平成27年7月13日に平成28年度山口県公立高等学校入学者選抜定員並びに実施大綱が山口県教育委員から発表されていた。

大きくかわったのは、公立普通科高校の通学区域が、山口県内全域になったこと。

この変更のもつ意味をもう少し受験者並びに保護者に伝えるべきではないかと思う。

変更するには変更するだけのメリットがあるからではあるが、この変更はデメリットもかなりある。

それでなくても、都市部にない普通科高校が、定員割れを理由に統廃合を繰り返し、平成の大合併で市郡町が合併したことを

いいことに、旧郡部・町部から公立学校が消えていっているという事実を見逃しがちだ。

このことにより、辺境な地域に住む中学生は、都市部へと電車・バス(本数がとにかく少ない)を利用し1時間以上かけ通学し、

無駄な時間と交通費を余儀なくされているという事実。クレームをつける人が少ないからかもしれないが、

地域の特色をいかした公立学校の存続もはかるべきであるとは思う。

大学受験・部活動の観点から考えれば、山口県内の優秀な生徒・有能な選手を競わせて集めることができるのだから、

学校努力も含めてメリットはあるのだが。。。

それを受け入れる寮・下宿などは完備しているのだろうか?

裕福な家庭であれば、月3~4万円はする家具家電付のアパートに住まわせ、朝はパンと牛乳、昼は学食、夜は外食という

かたよった食事をし、洗濯はコインランドリーという生活をさせることができるだろうが、

大学生のようにバイトもできず、私立高校みたいに予備校とタイアップしているわけではないので、予備校や塾の費用がかかってしまう。

これらは学力や、部活の能力だけではなく、15歳の時点で、「生活力」を身につけていなければ、学力、能力の伸長どころか、

成長を阻害しかねない。

このへんのところをどう考えているのだろうか。

中学校から、こういったことを見越して、希望者には「生活力向上」のゼミをひらくとか、公立でも、将来の返済が免除されるような

奨学制度を県がつくるとか、様々な準備が必要なのではないか。


このような改革でいつも思うのは、もっと生徒の立場にたった、長期ビジョンをもった改革をしてほしいということ。

入試問題についてもそうだが、「学校指定教科試験」も「国語の聞き取りテスト」と同じ道をたどってしまうのではないか!

やっていること自身はとてもすばらしいとは思うが、それを作成するサイドや実施される生徒のサイドに主旨が伝わっておらず

「ただやっているだけ」の入試になってしまっている。

数学の証明問題も一緒。いい加減、1年おきの合同・相似の証明の出題は勘弁してほしい。


不満たらたらになってしまいました。

考えていらっしゃることが非常にすばらしいのですが、どう考えても説明不足! もっと目線を低くしてはいかがでしょうか?