日々徒然です

カフェにようこそ!

思いの重さ

2014-03-03 11:23:31 | 小説
親戚の結婚式は盛大だった。俺もおやじもご機嫌だった
車で来てたから、あいつに運転してもらい帰ってきた
あいつはそのまま俺の部屋で泊まった

俺は仕事の量がハンパなかったから残業の毎日で頭がおかしかったと思う
前日も残業で目の下は隈が出来ていた。酒も結構飲んでたな・・・

朝起きたら裸で抱き合っていた
記憶は鮮明に残っている
気づいたら、俺のアパートに転がり込んできて一緒に住んでいる
朝食抜きの俺は朝食を食べてから会社に出勤するようになった
一緒に居ることが自然となっていた

俺が凹んでも、欲しい言葉を意図も簡単に言ってくれる
俺の求めてくれる物を与えてくれる
俺にはなくてはならないかけがえのない存在になった

「俺がもっと頑張っていくから」
なんて女が聞いたら失神しそうな言葉だが、その行き先は俺に向けている
俺は別に流されている訳ではないが小さい頃から見ている
あいつが愛おしくなっていく

「やめろって!これから仕事だぞ」
「でも、昨日は残業だったから触れてないし」
「だからって。朝っぱらから」
「俺の思いは永遠だから」
朝からフェロモン全開だ。俺もそんなあいつにめっぽう弱い
行ってきますのチューだけだったが、まだ始業時間までには間に合うかな
高速電車を使えば大丈夫かな?・・・