日々徒然です

カフェにようこそ!

裏の顔

2014-11-12 23:10:15 | 小説
背後の気配に気づかなかった。よりによってアイツに見られるなんて
中学の友達と懐かしさの余り追、顔が綻んだ矢先だった

「バラされたくなかったら、放課に屋上へ来いよ」

その言葉は、俺の脳裏を支配した。何されるんだ
アイツは生徒会副会長で女に関しての噂が絶えない事で有名だ

ギギギ~ゆっくりと屋上への戸を開ける

副会長は来ていた。「よっ!」満面の笑だ
今日からオメエは俺の下僕ね
「はぁ?なんでだよ」
「あの画像バラされたくなかったら。わかるよね。言葉の意味」
「わかった。けど下僕って」
「呼んだら、10分以内に来ること。もう、ラインは交換してるから♡」
「はぁぁぁ」
アイツは俺のラインまで交換してるって?証拠の画像もアイツのスマホから確認できた
どんな裏アリなんだよ

そんな事を頭の中で考えていたら、アイツが近くに来ているのも気づかなかった
突然、唇に柔らかい物が触れ視界が暗くなった
冷静に考えろ。俺は男だぞ
柔らかい物は唇から入り歯列をわって舌を絡めて来た
俺はアイツの胸板を押しやったがビクともしない
徐々深く舌を絡め、俺は息もたどたどしくなる
唇が離れると銀糸の唾液が出来ていた
俺は体の奥で反応しているが悟られずに睨み返してやった
「そんなに睨んで煽んなくて良いよ♡」
「うるさい」
アイツは俺の腰に手を回して引き寄せた
両足に力が入らずしゃがんでしまいそうになる自分がいた・・・