日々徒然です

カフェにようこそ!

ムスカリを永久に

2015-11-16 20:47:59 | 小説
「あっ」「やっ・・イク」
「直樹さんは奥を弄られるのが好きだよね」
「はっ・・奥に」「そこっ」
何度、達すれば気が済むのか
お互いの精液でグチャグチャなベットの上で俺達は求め合う

プロジェクトを任されたからといって、一旦は遠ざけてしまった蒔人
でも、蒔人の居ない生活なんて考えられない

蒔人が居るから仕事も頑張れる

蒔人が居るから将来の目標が持てる

蒔人が居るから・・・

プロジェクトは順調に進んでいる
お腹がデカくなってきて、体が鉛みたいになってきてと不調な時もある事はあるが
新しい命が出来る喜びに湧き上がる嬉しさが有る
幸い会社の協力、蒔人の仕事と周りの協力が、とてもありがたい
新しい命を授かれる喜び
俺たちは喜びに満ちている

プロジェクトが完成し、そろそろな時に余りのお腹の痛みに産科へ受診する
産休の打診をしようと思っていた矢先だった
産まれるまで蒔人は付き添ってくれ産声を聞いた時、言いようのない思いが込み上げてきた
生まれた子供はすくすく育ってくれた
新しい家族が出来、更に仕事に磨きがかかり
今度はプロジェクトの補佐をと、部長に昇格した

家に着いて直ぐ蒔人に
「ありがとう蒔人。俺にはお前が居て嬉しい。これからも共に側にいて一緒に歩んで行こう」
花束と共に心からの声を伝えた