日々徒然です

カフェにようこそ!

俺目線

2016-01-12 00:51:33 | 小説
トキヤさんはキイコさんの、お兄様で直哉さんと良く一緒に居た
僕はキイコさんと色々な話をした。毎日が楽しかった

そんな時、キイコさんが僕の婚約者である事が解った
嬉しかった!キイコさんは?
「静也が私の婚約相手で嬉しい。静也はどう思っているの?」
「僕は嬉しいよ。本当は僕から言わないとダメなのに言わせてしまってごめん」
お互いの気持ちは出会った時から繋がっていた
僕だってキイコさんが思っている以上に思っている
二人の未来は見えていた。理想の未来だ

今日もキイコさんの家に、いつものように遊びに行く
菊乃が出迎えてくれる「いらっしゃいませ」
「キイコさんは?」
「はい。いつもの部屋にいらっしゃいます」
「わかった、でもその前に、たまにはトキヤさんの所に挨拶でも行くかな」
「トキヤ様の、お部屋には直哉様がいらっしゃいまして」
「そう?じゃあ後にしようかな」
「ごゆっくり。後で、お茶をお持ちします」
挨拶もソコソコにキイコさんの所へ行く

トキヤさんと直哉さんは本当に仲が良い事で!

前に一度2人が庭で散歩をしていた時、見かけた事があって
声を掛けようと近づくと、直哉さんの腕がトキヤさんの腰に添えられていて
目と目が合わさり、自然と唇が重なり合っていた
その瞬間を見た僕は何とも言えない感情に浸っていた
2人の間には何人の入れない空間があって
通じ合っている何かが有ると
僕もキイコさんと出来るかな、そんな暖かな思いに駆られていた


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