日々徒然です

カフェにようこそ!

幼い頃は

2015-11-28 09:08:13 | 小説
「トキヤお兄様、早く!今日はお買い物に付き合って頂くのですから」
妹のキイコはせっつく
「わかったわかった。今、用意するから」
今日はキイコの、お気に入りの静也君へのプレゼント選びに付き合わされる予定だ

小さい頃はキイコ、静也君、直哉の4人で遊んでいた
始めは、お父様のお供で連れられていたパーティーだけだったけど
子供同士で遊ぶようになってパーティーも嫌いじゃ無くなった
何かといえば4人で集まって騒いでいた

学校に入ってからも直哉とは、つるんでいたし
キイコと静也くんは良く一緒に居た

『こんにちは』
「あっ!直哉だ。今日、お兄様はダメよ。お買いものに付き合って頂くのだから」
『解ってますよ。トキヤから聞いていますから。僕もお供しようと思って』
「あらあら、でも買い物だけは付き合ってもらいますから」
そんな会話をしていたなんて知らない俺は着替えてキイコに会いに行く

『トキヤ、こんにちは。僕も買い物に付き合いますよ』
「あぁ」
『その後は、2人で遊びましょう』
そんな事を耳元でつぶやかれて、昨日の夜の事が浮かび上がる
急に顔が赤くなる

今日はキイコの買い物に付き合うのだから、変に手は出してこないだろう
直哉にも何か買ってやろう
俺だってプレゼントはしたい方だから

昨日は、俺が勉強している横で何を思ったのか
『トキヤ、体をほぐすマッサージを覚えたんだ実践しても良いか?』
なんて言いながら俺をベットに寝かせTシャツにパンツ姿にして
マッサージ始める。幸い勉強には目処が付いていた
直哉はそんな俺を見ていたかのようにマッサージをしてきた


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