日々徒然です

カフェにようこそ!

目指す所は

2014-07-30 02:55:58 | 小説
毎日毎日レッスンに追われていた

俺はコーヒーショップでバイトしていた
ある人にプレゼントしたくて、でも叶わなかった

バイトは思ったより面白くて週5日はシフトに組まれていた

「いらっしゃいませ」「何になさいますか」
ある人にプレゼントしたくて始めたバイトだったけど
自分のお小遣いの為にとなっていった

ある時「歌は好きですか?芸能界に興味ありませんか?」と声をかけられた
別に興味はなかったけど
「今の自分はこの時しかありませんよ!今の自分はあっという間に過ぎていきます」
熱く語る今の社長が居た
そんな言葉に釣られてバイトもしながら事務所の門を潜った
高校生活とバイトとレッスンと!正直シンドかったけど充実していた

プレゼントは結局出来ずじまいで、呆気なく幕を降りた・・・

社長がスカウトしてきた何人かとデビューを決めるそうでレッスンの毎日だった
当然、衝突なんかもあったけど今は分かり合えている仲間だ!

そんな中、ある日アイツと一緒に帰る事になり今は電車の中だ
色んな話をした。お互いに気が合うようで、一緒に居る事も多くなる

レッスンの帰り、バイトも無かったのでアイツは俺に
「家で面白がっていたDVDを借りて来たから見ないか」と誘われる。別に用も無かったから
アイツの家に向かいDVDを見る
内容は面白くて笑っていたが暗がりだったのでお互い妙な気分になったのか
シリアスな場面になり手と手が繋がり見つめ合い
お互いの唇が重なり合ってしまった!
止める訳でもなく徐々に重なりが深まっていく

アイツは俺をそんな思いで見ていたのか、疑問だが気持ちが良すぎて拒むことも無く
貪りつく程のキスになっていった
深い深いキスの後、何故か息の荒い俺たちは数分見つめ逢っていた恋人になるには、そう時間はかからなかった


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