アイドルなやつ

放課後は俺の部屋でゴロゴロしているのが日課だったアイツ

俺が支えないと
俺が守ってやらないと
そんな思いが湧いてきたが
「僕、涼ちゃんと共に生きたくて一歩踏み出してみる」
宣言したアイツ

見事に、生まれ変わってアイドルになった
ダンスも発声も色々なオーディションにも頑張っていた
小さな所から徐々に大きな役を貰って
今じゃ地下鉄広告の一つになっていた
でも・・・
やっぱりアイツはアイツだった
変わってなかった事にホッとする
「今日は早く上がれて！涼ちゃんに会いたかったから顔を見れて安心」
俺の部屋でゴロゴロしていた

「今度ね・・・」
嬉しそうに話すアイツ
そんなアイツを見るのが嬉しかった
守る！支える！どこいった？
アイツはアイツで頑張っていた
俺は・・・

少しづつだが目標が見えた気がする
元々勉強は嫌いだけど
アニメは好きだから、書き溜めたアニメを書いて投稿した
ダメでも何度も投稿した
悲しい結果もあったけど・・・
色々と構想して一つ一つ書いて投稿し続けた
新人賞候補になり佳作になった
アイツの側に居たくて、アイツと共に頑張りたくて