ひと風呂浴びてから肘折温泉を後に舟形町へ戻り、陸羽東線沿いに国道47号を東に向かい、瀬見温泉、赤倉温泉入口を右に見ながら緩い上りを走っていると、いつの間にか分水嶺
(県境)を越えていて、川が反対側(太平洋側)に流れています。中山平温泉看板を右に眺めて間もなく、芭蕉の句で有名な「尿前の関」と鳴子峡(下図の現在地)付近を鳴子温泉へ急降下。
芭蕉は逆の経路だったので、昔は難所だったでしょう。
鳴子温泉の交差点から47号を左折。鳴子ダムへ急登。少雨で鳴子ダムの水は例年の10%以下。底が見えそうなダム湖右岸沿いに、細いが整備された道を鬼首(おにこうべ)へ。地熱発電所入口を右に見て直ぐ、ダム湖が切れた辺り、鬼首カルデラ盆地入口にあるのが、なじみ(?)のとどろき(轟)温泉。4時到着。この奥にいわゆる鬼首温泉や間欠泉があります。
とどろき温泉の雰囲気は、秘湯に近く、古い内湯風呂(男女別)と大露天風呂(混浴で入口は男女別)と家族風呂(混浴)があります(写真忘れました)。泉質は食塩の多い芒硝単純泉で無色透明。美人の女将が出迎えてくれます。建物は昭和10年頃築。
山形県の暑さに参っていたので、直ぐに汗をながそうと露天風呂へ。
そして、問題のアブの襲来!
蔵王温泉のアブは、硫化水素(ゆで卵臭:濃度が濃いと猛毒です)で元気がなかったので、油断しました。鬼首のアブは素早くて、服を脱いだ途端、目にも留まらぬ速さで攻撃して来ます。常備のハエたたきを右手で振り回しながら、フルチンのまま内湯まで逃げようとしましたが、右わき腹、左肩、左足太もも裏の3か所をあっという間に食われて、痛し!!痒し!!
この宿は、料金安く(1万円)、料理がうまい。去年も2度来ました(それぞれカミさんと息子と)。
女将と70過ぎのおばあさんが世話してくれます。夕食の酒も進んで、ビン生x2、地酒発泡酒「鳴子の風」(フルーティでうまい)、地酒冷酒「鬼首」を飲み、熟睡。。。
鬼首から国道108号を北西へ(新トンネル開通で高速道路並み。昔は崖っぷちの山道で怖かった。)走り、秋田県(湯沢)に入ると、秋ノ宮温泉(「あきたこまち」の古里?)、泥湯(硫黄泉、硫化水素が強く、蚊やアブがいないので、好みの温泉)、小安峡温泉等がありますが、今回は行かずに帰ります。
翌朝、国道457号を走ってまっすぐ帰宅。距離は、さほど走っていません。燃費は、大分回復。
自宅でカミさんの顔を見てから、翌日、福島飯坂温泉へ。(続く)
コメント
- ~アキラ~ [2012年8月22日 19:22]
- まだまだ続く温泉巡り一人旅ですね。羨ましい!
- はやてこまち [2012年8月22日 20:46]
- おばんです~。
プライベートで、仕事で、何度もお世話になっているR47号線、ドライブシーンが目に浮かびます。とどろき温泉ですが、建物の雰囲気が昔から続く温泉宿らしくてイイですね。しかも料理と酒が旨く宿賃も安いのでしたら申し分なしでしょうか。アブに刺されたところは大丈夫でしたか?私は子供の頃腫れたことあります(あとすごい痒み)。 - 若隠居 [2012年8月22日 22:37]
- ~アキラ~さん
年取るのも悪くないですよ~ - 若隠居 [2012年8月22日 22:56]
- はやてこまちさん
私も蚊やアブ、ブヨに弱いので、大変です。脇腹は直径10センチも赤化、中央部が更に腫れ上がり、痒いし痛いし。肩の後ろは赤くはれ上がり、更に噴火してリンパ液がじくじくと流れ出しました。抗生物質を塗って、ようやく固まってきました。
一方、仮に一緒にいてもカミさんは、食われませんし、ほとんど腫れません。
カミさん曰く、
「パパは、虫には好かれるのよね~」
私、心の中で、
「若い娘(こ)にも好かれますよ~ダ」
アブさえ来なければ、最高の温泉です!
同宿の湘南ナンバーの家族(両親と3人の子供達)や山形ナンバーの中年男性2人組も全く食われなかったようです。。
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