「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

ストローベイルハウスでライフスタイルを主張する生き方。

2005年04月21日 00時15分06秒 | ひとりごと
最近発売された雑誌でストローベイルハウスはローコストで建設出来る・・・という点が特徴であると書いてあった。材料代は安い。場所やモノによってはタダで手に入る場合もある。建設方法も専門的で高度な知識を必要としないので、経験を積めば自分でも建設に参加出来る為、人件費が抑えられる。そうすることによってローコストは可能である。でも・・・何故いまストローベイルハウス建設を希望する声が増え始めているのか?と考えてみると、今まであまり語られてこなかった日本の家作りのシステムが抱えている大きな問題に消費者が気づき始めているからだと思う。生産と消費のバランスを計算され尽くした建築材料で建設することで、住宅の建て替えサイクルをある程度「狙える」。それは平均26年と言われている。日本人のライフスタイルの変わるスパンも約26年。結婚して家を”買って”、子供が大きくなり、やがて家を出る・・・おおよそ26年。子供が出て行った頃には30年ローンもそろそろ終わりが見え、建物も改修しなければいけない部分が出てくる。改修するくらいならば建て替えてしまおう・・・・そういった流れなのか。
このよく出来たシステムによって日本のハウスメーカーと言う業界が成長するのだ。ここでよーく考えてみると、26年毎に処分される大量のゴミはほとんどリサイクルされることはない。効率よく工場で大量生産された化学物質の材料は土に還ることはない。食の意識が高まり、環境へ意識も高まっている。そして次は・・・自分自身のライフスタイルを見直す時が来たのかもしれない。そして、そのライフスタイルを主張出来る「家」として辿り着いた一つが「ストローベイルハウス」なのかもしれない。ハウスメーカーが悪いとは決して思わない。ただ、消費者が「家作り」を選択できる環境を整える事は必要だと思っている。その環境作りを進めています・・・



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