「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

土塗り・最終仕上げ

2005年09月20日 09時19分18秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト
9月9日、10日にカフェコモンズの最終土塗りに言ってきました。

現場の様子は着々と完成に向けて作り上げています。
とにかく手作業の多い工程ばかりですが、確実にいいものになっています☆
ストローベイル部分の最終仕上げの土や色についてはお施主さんとも話をしていましたが、そのままの土の色で行きましょう!ということになり、この日のために発酵をさせておいた(臭いっ~!!)土をみんなで塗ってきました!
藁積み・荒塗り・中塗りと工程を進めてきましたが、ようやくここまで辿り着きました~。(感涙)

(ちょっと余談   )
この土塗り作業は一昔前の家つくりでは当たり前に行われてきた工程です。
その作業の中で「荒塗り」の工程はは左官職人がするのではなく、住み手が自分たちで(家族総出で)作業したという話をよく耳にします。
土塗りの作業を見て「懐かしいね~」と立ち止まり、しばらく現場の様子を覗いてくれる高齢者とついつい話が長くなってしまう事も多々ありますが・・・
その時の事を質問すると実に詳しく話をしてくれるのです!

今の住宅業界ではほとんどこういった湿式工法(乾燥を待たないと次の工程に進めない工法)を行う場面は少なくなってきました。
それに変わるのが乾式工法(ビスや固定金具などで固定してすぐに次の作業に移行できる工法)です。

特別な技術を必要とせず、誰がやっても一定の品質が保たれ、しかも早く仕上がる方法が主流になってきました。部材の規格化・量産化、工期短縮でその結果コストダウンに繋がるのですが・・・

その一方、先人たちが長年培ってきた技術を必要とされなくなってしまい、誇るべき伝統技術や気候風土に適した知恵が時間と共に消えていってしまいます。

このことについて、皆様、どう思いますか?

(長~い余談 終)




土塗り作業は順調に進み、午前中にはある程度のメドがつきました。
ゆっくりと昼食を摂り、午後の作業に取り掛かる。
さらに作業は順調に進み、現場の空気も柔らかくなり始める。
15:00には店長が石窯でピザを焼いてくれました!
オープンまでに練習をして窯の「クセ」を理解しなければならないそうです。(難しそ~!)そんな事も関係ない参加者は焼きあがった目の前のピッツァに群がる。
旨かったです!!!
オープンが楽しみ。。。

土塗りが終了し、カウンターの青竹貼りも完成したところを石窯さまの前で記念撮影。


いよいよ10月1日オープンです。

その前に、9月24日はプレオープンイベントを行います。



みなさまお疲れ様でした!
そして、現場の皆様、もう少しお願いします☆






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コメント (2)
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