「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

新藁 搬入しました。

2006年09月11日 01時32分08秒 | ひとりごと
土曜日の夜、農家さんから電話がかかってきた・・・「明日、藁の買い付けにいくよ!」。今週の日曜日は偶然にもいくつもの予定が重なってしまった日で、結局、平日に処理しきれないまま蓄積されてた雑用がてんこもりの「仕事」という選択肢を選んだ。

はずだった。

しかし、お天気は僕の勝手な都合に合わせてくれる訳が無い。日曜日の作業を逃せば雨が降り、せっかく乾燥した藁も濡れてしまう・・・そうするとまた乾燥するのに時間がかかるだけ。
藁の乾燥作業の苦労も今年で3回目。乾いた藁を濡らす事程もったいない事は無い。
毎年の試行錯誤と心強い協力者のおかげで作業の効率は上がり、設備も整い始めてきている。そんな方々の温かい協力を無駄にしてはいけない。「仕事は自分で何とかしろ!」と自分自身に言い聞かせ朝からつなぎを着て現地へ向かう。

田んぼに着くと日差しが強く夏が戻ってきてしまったような蒸し暑さ。
それでもPCに向かってマウスをクリックしているよりもよっぽど気持ちが良い。
今回は蒲郡という場所の棚田に「はさがけ」で乾燥した藁3反分を分けていただけることになった。長年の経験と勘で雨が降るぎりぎりのタイミングで脱穀をするのだが、それが今日(日曜日)ということです。
その脱穀した稲藁を今日積み込む。

今回、藁を積み上げるプロが一緒にお手伝いをしてくれることになった。
その方の本職は「酪農家」。1台になるべくたくさんの藁を積み込む技術は、見ていて感心してしまった。
見る見る山盛りになり、トラックの運転席を超え、ありえないくらいの高さまで積み上げられた。しかし、僕のような素人ではとてもここまで積み上げるなんて不可能。何とか積み上げたとしてもトラックが動くと荷崩れしてしまいそうなほど不安定になるのだが、プロの積み方は違う。少々荒い運転でも藁の山はびくともしない。この状態のトラックが2台連なってベイル製作場まで移動。

今年から写真のビニールハウスを借りることができる。
このハウスも地元の農家さんのコネで何とか借りる事ができました。
きっと僕だけでどんなにがんばって交渉しても借りることは不可能だったでしょう。

この場所があれば雨の日でもベイルつくりが可能になり、時間を無駄にしなくても良くなる。ありがたや。。。

ひとまず3反の藁の搬入は完了。

今年はどれだけの藁が集まるのでしょうね。
このブログを見てくれている方で、愛知県高浜市近郊で無農薬・減農薬でお米を作っている方、はさがけ等で乾燥した藁を買います。
また、ストローベイルが今年必要な方、今ならまだ農家さんに藁をお願いすることができます。稲刈りが終わるとまた来年まで待っていただく事になります。


いよいよ藁仕事のシーズンです。ストローベイル製作のワークショップも再開します!



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おー!お久しぶりです! (おーしま)
2006-09-26 02:10:43
なっぷりんさま~!さこちゃんさん!

コメントありがとうございます。



今度会えるのはいつなのか・・・。



健康には気をつけましょうね~♪

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いい感じ (迫谷)
2006-09-20 20:55:16
おお、なんだかいい感じですね。どんどん輪が広がってきていますね。向かう方向が定まっているとおのずとほしいものが手に入るって感じですね。それにしても山盛りの藁いい風景だぁ~挨拶遅れましたがお久しぶりですね。朝晩涼しくなってきましたので風邪などひかないよう気をつけてくださいね。
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いい! (なっぷりん)
2006-09-12 23:10:58
立派なハウスですね。

これも大島さんの人柄の成せる業でしょうか。



確実に前進しているようで、期待しています。



 わらの積み方、私も教わりたいな。
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