3月3日に国営明石海峡公園神戸地区内で行われる「UPPフェスタ」の準備のため前日の2日夜に神戸へ向かう。
週間天気によると土日は天気が崩れると言われていましたが前日の天気予報では「晴れ」となっていたので一安心。
名古屋から2名、滋賀県から1名、神戸から4名の方にベイル組みとして動いていただいた。8時過ぎに現地入りし、スタッフと打合せ。そして、スタッフ同士団結の合図でそれぞれ作業開始。ファシリテーター達もせっせと道具運び。この公園、実ははまだ開園前の為、十分に通路などが整備されていない。下水も無いので仮設トイレ、電気も水道もガスもない。本当に本当に・・・山の中である。
~以前まで、と言ってもほんの少し前まではこの地で耕作をしてきた地元の方たちは当然のように毎日道具を持って山を登り田畑を耕し、草を抜き、水を見て棚田管理してきたところである。便利とか楽なものに慣れきってしまっている自分自身を思い知らされる。~
あらかじめ作っておいた土を運ぶのも一苦労。フェスタで使用する備品を運ぶのも一苦労。重いものを持って山登りは本当に辛いが、とにかく急いで準備に励む。気が付けばフェスタ開始の時間!早速子供たちが現場になだれ込んで来た。興奮状態の子供はすごく怖い。「まぁー落ち着け」といわんばかりにファシリテーターが上手に子供たちを誘導。流石である。
「デザインを考えて基礎を作りベイルを積み土を塗って完成させる」と子供に説明してもイメージしにくいだろう。大人でも訳が分からないし・・・。
ということで先週試作ベンチを作ったファシリテーターたちが当日はデモ部隊の隊長となり、先行してオブジェを作る。その様子を見て子供たちにイメージを伝える。まさに「百聞は一見にしかず」
基本的な作り方を聞いた子供たちはそれぞれのチームに分かれ何をどこに作ろうか・・・という試行錯誤が始まる。最近となってはそんな遊びさえ少なくなったのではないだろうか?
その場にあるもので何か物を作るのは本当に楽しい。小学生の頃「秘密基地」を何個も作ったぞ。作った基地にこっそり潜んでいるとなんともいえないムズムズするようなワクワクした気分になる。きっとアドレナリンが分泌されていたのでしょう♪
TVゲームとは一味違った興奮状態。「頭ではなくて体で感じる」って、ひょっとしたら今の大人にも必要な感覚なのかもしれない。当日は晴天の中で行うことが出来た。
今回のプログラムは午前中に子供たちにどんな遊具が作りたいのかをみんなで考え、午後から基礎を作成し、ネザサベイルを積んで土を塗って完成!という予定。
その土地で調達できる材料を使ってどんなものを作るのかみんなで一生懸命考えて完成に向けての作業が始まる。ここでファシリテーターが活躍。
上手く子供たちに考えさせ、その考えを整理していく。
あっという間に昼になり昼食。この日、この公園内で活動する他のグループの活動発表の場でもあり、面白い食べ物がたくさん売られていた。(タイミングを逃してしまい、ほとんど売り切れ)
この里山で育った野菜やイノシシを使ったしし鍋。有機米、自家製の漬物。もち、果実酒・・・どれも美味しかった。「あいな茶屋」のおかあちゃんチームが一生懸命作ってくれった米や野菜で作られた食事は本当に美味しかった。目の前で感謝しながら米と漬物をひたすら食べた。
休憩を終え現場に戻る。
子供たちは着々と何かを作っている。
ベイルをロの字に囲って「落ち葉の沼」「ドラゴン」のオブジェ
そして「小屋」
なぜか囲われた空間を作ろうとするのは人間の本能なのだろか?
ベイル積が終わったチームから土塗り開始!!
初めはまじめに土塗り今回のプログラムにはもう一つ、重要な実験的要素が含まれている。
それは、この公園内で大量に生えてくる植物を使った工作物を作った場合、この土地でどの程度の耐久性なのか?蓄積型の遊具作りが可能なのかどうか?その耐久性によっては建築も可能なのか?今回の実験には非常に多くの期待と可能性が含まれている。その技術が可能ならば世界のどこかで建物が無くて辛い思いをしている子供たちの為の家作りの技術へと繋がる可能性や、公園のあり方、家作りの可能性、植物資源の有効利用などなど。
UPPスタッフから「コレにセンサーを入れます」と指さしたのは「小屋」でした。そうなるとベイル組みが出動!
今後の活動を左右するため耐久性の高いものに仕上げなければならない。
子供たちをやんわりと別のチームと合流させ、その土塗りを始めた。
やっぱりどろ試合が始まった。ファシリテーターたちは服も顔も泥まみれ。
女性のファシリテーターは「着替えがない!」と焦っていましたが顔は楽しそうだった。
一方「小屋」を作るベイル組は必死だ。
なんとしてでも今回の期間中に完成させなければならない。
「小屋」以外の遊具は、目標を達成しは3日のプログラムは無事終了。
それぞれのチームで考えながら協力してひとつのものを作り上げた子供たちは達成感に満ちた表情に変わっていた。
この日の夜はUPPスタッフ、ファシリテーター、ベイル組の打ち上げ。
久しぶりに無茶飲み(学生飲み?)をしてしまった。(反省)
4日に残りの作業を9時から開始。
今回のベイル組はストローベイルプロジェクトの活動に何度も協力してくれてきているメンバーや経験者、建築・設計関係のスタッフで構成。
安心して作業を任せることが出来た。
屋根作りチームと土塗りチーム、材料手配チームに分かれて完成に向けて作業。
皆さんのおかげで何とか形に出来ました。(感謝!!)
後日、センサー設置と中塗りを行う。
名古屋への帰りに有馬温泉へ寄り、大阪のカフェコモンズでコーヒーとピザを食べて滋賀のスタッフと別れ、名古屋へ向かった。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/6c/8adbb71f953610a5eff0a496b2af8af2.jpg
--------------□予定・■進行中のプロジェクト--------------
■栃木県 住宅(ワークショップを予定) 詳細は後日UP予定
■浜松のオーガニックカレーショップ建設ワークショップ(4月着工)
□ストローベイル作り+α
2月後半~3月中 (愛知県)
**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・
お問い合わせ
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目7番13号
ヴィア白川RM313
「ストローベイルプロジェクト事務局」
電話:052-908-0023 FAX:020-4668-0617
(※お手数ですが、外出している場合は留守番電話にお名前、連絡先を残しておいてください。)
:info@strawbale-project.net
ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
週間天気によると土日は天気が崩れると言われていましたが前日の天気予報では「晴れ」となっていたので一安心。
名古屋から2名、滋賀県から1名、神戸から4名の方にベイル組みとして動いていただいた。8時過ぎに現地入りし、スタッフと打合せ。そして、スタッフ同士団結の合図でそれぞれ作業開始。ファシリテーター達もせっせと道具運び。この公園、実ははまだ開園前の為、十分に通路などが整備されていない。下水も無いので仮設トイレ、電気も水道もガスもない。本当に本当に・・・山の中である。
~以前まで、と言ってもほんの少し前まではこの地で耕作をしてきた地元の方たちは当然のように毎日道具を持って山を登り田畑を耕し、草を抜き、水を見て棚田管理してきたところである。便利とか楽なものに慣れきってしまっている自分自身を思い知らされる。~
あらかじめ作っておいた土を運ぶのも一苦労。フェスタで使用する備品を運ぶのも一苦労。重いものを持って山登りは本当に辛いが、とにかく急いで準備に励む。気が付けばフェスタ開始の時間!早速子供たちが現場になだれ込んで来た。興奮状態の子供はすごく怖い。「まぁー落ち着け」といわんばかりにファシリテーターが上手に子供たちを誘導。流石である。
「デザインを考えて基礎を作りベイルを積み土を塗って完成させる」と子供に説明してもイメージしにくいだろう。大人でも訳が分からないし・・・。
ということで先週試作ベンチを作ったファシリテーターたちが当日はデモ部隊の隊長となり、先行してオブジェを作る。その様子を見て子供たちにイメージを伝える。まさに「百聞は一見にしかず」
基本的な作り方を聞いた子供たちはそれぞれのチームに分かれ何をどこに作ろうか・・・という試行錯誤が始まる。最近となってはそんな遊びさえ少なくなったのではないだろうか?
その場にあるもので何か物を作るのは本当に楽しい。小学生の頃「秘密基地」を何個も作ったぞ。作った基地にこっそり潜んでいるとなんともいえないムズムズするようなワクワクした気分になる。きっとアドレナリンが分泌されていたのでしょう♪
TVゲームとは一味違った興奮状態。「頭ではなくて体で感じる」って、ひょっとしたら今の大人にも必要な感覚なのかもしれない。当日は晴天の中で行うことが出来た。
今回のプログラムは午前中に子供たちにどんな遊具が作りたいのかをみんなで考え、午後から基礎を作成し、ネザサベイルを積んで土を塗って完成!という予定。
その土地で調達できる材料を使ってどんなものを作るのかみんなで一生懸命考えて完成に向けての作業が始まる。ここでファシリテーターが活躍。
上手く子供たちに考えさせ、その考えを整理していく。
あっという間に昼になり昼食。この日、この公園内で活動する他のグループの活動発表の場でもあり、面白い食べ物がたくさん売られていた。(タイミングを逃してしまい、ほとんど売り切れ)
この里山で育った野菜やイノシシを使ったしし鍋。有機米、自家製の漬物。もち、果実酒・・・どれも美味しかった。「あいな茶屋」のおかあちゃんチームが一生懸命作ってくれった米や野菜で作られた食事は本当に美味しかった。目の前で感謝しながら米と漬物をひたすら食べた。
休憩を終え現場に戻る。
子供たちは着々と何かを作っている。
ベイルをロの字に囲って「落ち葉の沼」「ドラゴン」のオブジェ
そして「小屋」
なぜか囲われた空間を作ろうとするのは人間の本能なのだろか?
ベイル積が終わったチームから土塗り開始!!
初めはまじめに土塗り今回のプログラムにはもう一つ、重要な実験的要素が含まれている。
それは、この公園内で大量に生えてくる植物を使った工作物を作った場合、この土地でどの程度の耐久性なのか?蓄積型の遊具作りが可能なのかどうか?その耐久性によっては建築も可能なのか?今回の実験には非常に多くの期待と可能性が含まれている。その技術が可能ならば世界のどこかで建物が無くて辛い思いをしている子供たちの為の家作りの技術へと繋がる可能性や、公園のあり方、家作りの可能性、植物資源の有効利用などなど。
UPPスタッフから「コレにセンサーを入れます」と指さしたのは「小屋」でした。そうなるとベイル組みが出動!
今後の活動を左右するため耐久性の高いものに仕上げなければならない。
子供たちをやんわりと別のチームと合流させ、その土塗りを始めた。
やっぱりどろ試合が始まった。ファシリテーターたちは服も顔も泥まみれ。
女性のファシリテーターは「着替えがない!」と焦っていましたが顔は楽しそうだった。
一方「小屋」を作るベイル組は必死だ。
なんとしてでも今回の期間中に完成させなければならない。
「小屋」以外の遊具は、目標を達成しは3日のプログラムは無事終了。
それぞれのチームで考えながら協力してひとつのものを作り上げた子供たちは達成感に満ちた表情に変わっていた。
この日の夜はUPPスタッフ、ファシリテーター、ベイル組の打ち上げ。
久しぶりに無茶飲み(学生飲み?)をしてしまった。(反省)
4日に残りの作業を9時から開始。
今回のベイル組はストローベイルプロジェクトの活動に何度も協力してくれてきているメンバーや経験者、建築・設計関係のスタッフで構成。
安心して作業を任せることが出来た。
屋根作りチームと土塗りチーム、材料手配チームに分かれて完成に向けて作業。
皆さんのおかげで何とか形に出来ました。(感謝!!)
後日、センサー設置と中塗りを行う。
名古屋への帰りに有馬温泉へ寄り、大阪のカフェコモンズでコーヒーとピザを食べて滋賀のスタッフと別れ、名古屋へ向かった。
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--------------□予定・■進行中のプロジェクト--------------
■栃木県 住宅(ワークショップを予定) 詳細は後日UP予定
■浜松のオーガニックカレーショップ建設ワークショップ(4月着工)
□ストローベイル作り+α
2月後半~3月中 (愛知県)
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ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・
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「ストローベイルプロジェクト事務局」
電話:052-908-0023 FAX:020-4668-0617
(※お手数ですが、外出している場合は留守番電話にお名前、連絡先を残しておいてください。)
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