明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ショートショート(48)日本酒の選び方

2024-01-12 11:46:38 | 今日の話題

私は今までは白鶴「まる」とか松竹梅「天」とか、雑味の無いスッキリした飲み口の日本酒をいつもスーパーーで買って飲んでいた。たま〜にガツンと来る酒が欲しくなって友人のSY氏お勧めの「セブンイレブンの鬼殺し」を買ってきて存在感を楽しんだりはするが、総じて飲みやすくて無難で悪酔いしなさそうな人気の銘柄を選ぶことが多かったように思う。ところが最近は寒さのせいか「レンジでぬる燗」が定番になって、テレビを見ながらチューハイかハイボールのロング缶を1本飲んで、それから寝酒で「お猪口2、3杯」燗酒を呑み、布団に入るのがルーティンになっている。ツマミは「レンコンはさみ揚げ」とか「王将のシュウマイ」とか「レンジでチン!の餃子」など、全部冷凍だ。私のスキルでは手間ひまかければ美味しくなる、ってもんでもないので「これで十分」である。賞味期限もないしゴミもほとんど出ないのが何よりSDG'sだと内心自慢に思っている。で、こないだ改めて日本酒で「燗が美味い」のはどれだろう?と考えてみた。

味のタイプ例えば濃醇甘口とか淡麗辛口とかは、それはその日の気分によって選べばいい。その代わり、飲んでちょっと「嫌な感じ」がするものは飲めないな、と私は思っている。じゃ、嫌な感じって何か?と言えば「酸っぱさ」ではないだろうか。酒は「ほんのり甘味のある」のが心地よい。程よい酸味も甘味を引き立てる範囲に収まっていれば、より味わいが深くなると言えるんじゃないか?。全体にどっしりとした重量級の密度の高いボディがあれば満足である。まあ私は人に自慢するような味覚を持っている訳じゃないので偉そうな事は言えないが突き詰めていけば、日本人だから「米の旨み」を感じられればが体が喜ぶんだと思う。そういえば、私の友人のSN氏が「日本酒はツマミ」と言っていたのを思い出した。

確かに、美味いツマミをちょとだけ食べて日本酒を飲むと、そのマッチングの妙についつい幸せを感じてしまうのである。何だろう、我々日本人にとって日本酒を飲むと言う事は「ご飯を食べる」のと同じなんだな、やっと分かった。刺身や天ぷらは当然のこと、トンカツやカレーだって「最後は温かい白米」があってこそ、満足するのである。何故かツマミを食べると「酒が欲しくなる」というのはこういうことなのだ。勿論、酒を飲んでいると「ツマミが欲しく」なる。おかずとご飯、ツマミと酒。この最高の組み合わせを見つけられれば、私の日本酒ライフも一層楽しくなること間違いない。

結論:酒を選ぶ時は「美味いご飯を選ぶように考える」というのがコツである。これ、意外と当たっているのかも。



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