明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

540:日銀政策変更の後日ニュース

2018-08-02 15:17:34 | ニュース
昨日日銀が政策変更を決定したと書いたが、早速タイミング良く「田中宇国際ニュース」が届いてしっかり解説してくれていたので紹介する。

まず日銀の決定は「QEをずっと続ける」という意味だと田中宇は読み解いている。これはトランプが次回の大統領選挙で再選を果たす2020年までQEの資金でアメリカの株高を支えます、という意思表示である。欧州勢(ECB)はQEを今年末でサッサとやめるが、日本はまだまだ続けるらしい。

QEの運営をこれまでより柔軟にやる方針にしたのは、今後行き詰まって金利が上がった場合の言い訳を「前もって準備」したというのが真意だそうだ。前々からの田中宇陰謀説の面目躍如たる辛口批判である。トランプは「ドル高円安を演出する日本のQE」を、やめろと圧力をかけていると一部では指摘されているようだが、これもハッタリだとバッサリ切って捨てている。

まあ細かい所は「田中宇の会員版(半年で3000円)」を読まなければわかりにくいが一つだけ紹介すると、日銀は14年末以来QEで国債の大半を買い占め続けており、今や国債残高の半分が日銀保有だという。国債を買えない民間金融機関はアメリカ債などを買わざるを得なくなり「資金がアメリカに流入」する構図となっている。これがアメリカの株高の要因なのだ。

また日本株ETFの80%を日銀は保有していて、上場企業の4割で10大株主に日銀がなっているというレポートが海外で出ているのだ!。
http://www.zerohedge.com/news/2018-06-27/boj-now-top-10-shareholder-40-companies-owns-42-all-government-bonds
こんはどう見たって「異常」ではないか。こういう異常な状態を正確に取り上げて指摘する「経済の専門家」がいない(または無視されている)というのは、日本人全体の「知る権利をないがしろにする犯罪である」と私は思うのだが如何だろうか?

私のブログなんかよりずっと専門的な田中先生の記事なので(というか私のはそもそもの受け売り)、是非とも会員になって、あなたも国際知識人の仲間入りをしましょう!

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