スイング改造に随分時間がかかったが、ようやく一つ、自分なりの正解らしきものが分かったように思う。それは第一に「シャンクの克服」である。今迄スイングしていて「きちんと球を捉えた」という感覚が無く、ここ半年程はシャンクと左引っ掛けがどうしても治らなかった。それが今日、やっとスイングの悪い部分が分かってきて、それで「球を捉える感覚」が少し出てきたように思う(練習の最後の方は、いつも「治ったかな?」と思って帰るのだが・・・)。とにかくそれにはいくつかのポイントがあって、一番大きな修正は「インパクトでの姿勢」の劇的な変更であった。今までと今日のスイングとの違いは、何より「インパクトでの腰の位置」が違うのだ。それをちょっと説明したい。まずそれに至るまでの細かい修正から書いていくことにする。
1、アドレスでお尻をちょっと上げる
余り前に重心をかけず、どちらかと言えば「後ろ寄り」にどっしりと構えるようにした。肩の向きを確認して、インパクト時に左を向かないよう意識する。そして右肘を少し引いてリラックスさせる。
○ 肩の向きを確認
○ 顎を引く
○ お尻は高め
○ 右腕を引く
○ 前のめりにならない
2、バックスイングで真っすぐ軸回転する
頭を動かさないように気をつけながらクラブを左腕で押し出し、徐々に重心を右脚の上に移して、上半身を軸回転でしっかり捻転する。同時に左足を少し曲げ、腰を回す。なお私は、お尻を少し後ろに下げて、体が前に出るのを防ぐことにした。テークバックでは右に動くと言うよりは、その場で背中を目標に向けて「のけぞる感じ」になる。なお、「頭の位置」と軸は動かないよう注意した。
○ 顔は動かさない
○ 重心は左寄り → 真ん中で右脚の上 → 左脚 → 左の内側
○ 背中を目標に向ける意識
3、腰を左脚の上に移動する
トップに行く直前で「下半身だけ」腰を水平移動し、左に行ってから体の重心をしっかり「左脚の上に」移す。この時に一段、さらに左のお尻を引くのが私流のコツである。そして切り返しで、下半身だけ「グッと腰を回転させながら」右脚を引き付け、上半身は右を向いたまま「沈み込んで」ダウンスイングに入る。この腰の移動と右脚の引き付けによる「移動と回転」が超重要なのだ。今までこれが出来ていなかったために、インパクトで上半身が突っ込んでいた。右脚は少し「踵を上げる」ようにすると上手く回転できる。結果、上半身は「猫背」気味に丸くなる筈。
○ 腰の水平移動と回転
○ お尻を引いて右足を浮かせる
○ 右を向いたまま背中を丸める
4、左手の小指をギューッと握る
小指に力を入れることで腕の下側に力が入り、掌屈がしやすくなるし引っ張る力も強くなる。腰を充分に回して上半身が正面を向いたまま、左の脇腹が伸びるとグリップがインパクトで「上手く左腰の前のポジション」に下りてきてくれる。この時、小指が緩んでいると手が浮いてしまい、結果クラブヘッドが外側にズレてシャンクになる(一番嫌な失敗!)。これが今の理想のインパクトだ。一にも二にも、ヘッドが思った所を通ることが「スイングで一番大事」なので、ここは何度でも練習して「完全に」習得したい。
○ インパクトで下半身はほぼ目標方向
○ 頭は下を向いたまま
○ 右腰をグッと入れる
5、右肘を引き付ける
シャンクの主な原因は、ヘッドがボールの「外側」を通ることである。ヘッドをキチンとボールに当てるためには、クラブの軌道を自分でコントロールしなければならない。ポイントは「インサイド」から当てること。ボールへの進入経路は「内側から入って来る」ことが絶対条件である。しかし、これを意識しすぎると手前をダフってしまう。私は左手を「左肩とボールを結んだ線上」に通過ポイントを想定して、そこに振り抜くつもりで振っている。これでインパクトとの「タイムラグ」が出来て、結果として「ハンドファースト」で打てていると思っている(確認はしていない)。インパクトで「最も力が入る形」が、スイングの理想形である。
以上、ボールに正確にヘッドを当てるために「気を付けているポイント」を書き出してみた。次の練習で「一回もシャンクが出なければ」合格である。これを何回か続けていけば、何れはシャンク病を卒業できる日が来る、と思う・・・。それまでの苦しい練習の日々を「つぶさに記録する」ことで、同じような悩みを持っている人の参考になれば、幸いである。
勿論、ボールに当てることなんか簡単だろ?、という人は、そもそも当ブログなんか読んでいないだろう。私も昔は、シャンクなんかした記憶はなかった。スイングを改造しようとあれこれやっている内に「突然発症した」のである(もしかしたら「ちゃごるTV」を真似し始めたせいかも知れない)。生兵法は怪我の元。一度発症すると治るまでに艱難辛苦・苦行荒行の連続で、それでも治るとは限らなくて「心が折れまくり」の状態になる。ああ、ゴルフなんか辞めちゃおうかな・・・。
それでも私が続けられたのは、至極簡単な事実である。実際練習場では、誰もシャンクなど打っていなかったのだ(恥ずかしい!)。私のスイングの何処が悪いのか?、一人家に帰っては涙を流したものである(実は真っ赤な嘘)。クラブヘッドをボールの手前にセットすれば、シャンクはすぐに治って、球は普通に飛んで行く。だが絶対これは「間違いスイング」だと思っていた。単なる応急処置である。正しくボールにセットして、それでもシャンクが出ない打ち方がある筈だ、と悩んでいた。今日の気付きは、もしかしたら本当の解決になるかも知れない。が、次回の練習でまたまたシャンクが出て、私の一縷の望みは「またしても見事に打ち砕かれる」結果になるやも知れない。そしたらどうしよう?
私のスイング探求の長い長い旅路は、まだやっと始まったばかりだ・・・
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