柏の街中探検２

今日は新しいコインランドリーを見つけたので早速行ってみた。家から１２分と、ちょっとだけ前より近い。途中に東急などの大型店舗が無いので、トイレに行けないのが難点である。洗濯は乾燥まで全自動の２ｋｇまでのタイプが７００円で、前のより２００円安い。仕上がりはまだ初めてなので分からないが、室内はクリーンで感じが良い。読書スペースも多く設けられていて、女性に優しい作りになっている。隣はクリーニング店なので、気配りが行き届いているのだろう。

洗濯物を洗濯槽に放り込んで、近くのＣＯＣＯＳへ行った。ロイヤルホストとかデニーズとか、ファミレスにもいろいろあるが私はＣＯＣＯＳが一番好きである。むかし車であちこち走り回っていた時に良く立ち寄ったので、馴染みが深いのであろう。他のファミリーレストランと比べると、店内がちょっと暗いのが特徴だ。私は他人の顔が見えないように細かく仕切られている「密室の感じ」が特に好きである。水戸へ行く途中にある店などは良かった。あの店、潰れてないといいけどなぁ。人が余り入ってなくて今にも潰れそうな店というのもお気に入りの要件である。とにかく人が苦手なのだ。

で、今日行ったＣＯＣＯＳも思ったよりお客が少なくて、私が入って程なくして周りの席は客が誰もいなくなり、ガランとなってしまった。店員が少ないのか私の前後の客が帰った後も、しばらくは食べた後の皿やコップが片付けられずに放置されていた。客が少ないから店員もその分少ないのか、後片付けが遅く清潔感の無い店なので客の入りが良くないのか、おそらく両方かも知れない。私はガラス越しに表の道路の渋滞を眺めながら、この店のだらしない雰囲気に「段々とシンパシーを感じ始めている自分」を自覚していた。これが私の気に入ったスペースになる日は近い。

今日は小さめのマルゲリータに月桂冠１８０ｍｌを頼んで、真夏の真昼間から酒浸りと洒落込んだ。ほんわか気分がのってきた頃合いを見計らって、コインランドリーへ出来上がりを取りに行く算段である。外はめっちゃ暑い陽気だが、ＣＯＣＯＳの店内は冷気が爽やかな風と共に身体の熱を冷ましてくれる。こういう休日も悪くない。私は奈良に引っ越す夢を持ち続けているが、なんか最近は現実味を帯びてきた。橿原神宮前のコインランドリーに洗濯物を放り込んで、近くの喫茶店でぼんやりと外を眺めたり古今集の文庫本を読んだりして時間を潰す。考えただけでも胸の奥で何かが燃えるような気持ちになる。

はてさてそんなこんなで時間も経ったので、コインランドリーに戻って帰ることにした。店に入ると外人が三人椅子に座っている。なんかヤバイ雰囲気だが気にしないで洗濯物を取り込み始めたら、外人の一人が「do you speak english？」と言ってきた。まずい、何か言って来たぞ。で、いつもの決まり文句をいう、「no,thank-you？」。案の定それでも何とか言ってきたので、聞いてみたらランドリーの使い方を教えてほしいと言う。

片言英語で何とか一通り教えてバイバイしてきたが、果たして私の説明で上手いこと洗濯出来たかどうか、ちょっと心配だけどまぁいいか。帰りはスイスイ歩いて１２分ほどで家に着いた。これからはこのコインランドリーに行くことにしようっと。家に着いて洗濯物を畳んでいたら、Ｔシャツがちょっと生乾きの状態で残っていた。あるいは乾燥後にしばらく時間が経っていたので、冷える時に少し湿ってきたのかもしれない。テレビでは、まだ全英オープンをやっていた。柏も案外住みやすい所かもね。