沼南ゴルフ林間コースは柏から東武線に乗り換えて、三つ目の逆井駅が最寄り駅だ。そこからSY氏の車で15分程の所にあるショートコースである。駅前の東武ストア前に12時半集合だ。SN氏は自宅が多摩川なので、少しゆっくり目の時間設定にしたのは私にとっても好都合である。実はこのところコロナが流行ってからは朝が苦手の体になってしまって、ほぼ11時ごろまで毎日寝てる始末。なので、今日は9時半に起きて朝食を摂り、薬を飲んで何とか時間通りに行くことが出来た(めでたしめでたし)。ショートコースではこれで十分だが、ちゃんとしたコースではそうは行かない。近場の取手桜ケ丘でさえ、時間通りに起きられるかどうかなのだ。とにかく、早起き出来る身体にしたいものである。
さて、コースはだいたい100ヤード前後のホールが7割で、長めの135ヤードとか154ヤードがアクセントになっている。一応、一周9ホールのパー3コースと謳ってはいるが本コースだったら154ヤード位がパー3の標準だから、これはむしろ「アプローチ」コースだと言っても良いくらいである。勿論我々もそのつもりだから、全然不満は無い。料金は平日1周9ホールで2200円、回り放題にすると3300円で、そこら辺の「打ちっ放し」と何ら変わりないリーズナブルな設定になっているのは嬉しい。連休も終わって今日あたりは空いているに違いないと踏んでいたが何のなんの、草地の駐車場一杯に車がギュウギュウ詰めに停まっていて、スタートホールの前にはもう数組のプレイヤーが座って待っていた。どうせ人影まばらなショートコースだからすぐプレー出来ると馬鹿にしてたが、この調子だと時間がかかるかも知れないなと嫌な予感がした。特に初心者向けということで、若い人が殆どである。平日なのに若者が一杯って、どうなのよ?と愚痴が出る。
まあ若者で混んでいるのはコロナ以来、屋外で遊ぶゴルフが密かにブームになっているからだそうだ。それに女子ゴルフの華やかさもあって、女性ゴルファーがちらほら増えたのは悪い事じゃない。もはや我々年季の入ったプレイヤーは、アスリート志向の若者の時代には「そぐわなく」なっているのかも。とにかく我々はアプローチの練習に来たのだから、気にせず淡々とプレーに集中しよう。
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ということで気持ちをプレーに集中し、一番ホールからスタートする。1番ホールの距離は55ヤード。グリーン前は「ほぼバンカー」で、グリーンは小さく打ち上げになっている。さらに本日は思いのほか強風で、旗が折れんばかりにしなっているから意外と難しそうだ。SN氏のショットは見事グリーンを捉えたが、「あれ?」と思う中を転がって、そのまま奥まで転がってラフまで行ってしまった。これはグリーンのコンパクションが、先日の女子オープン並みに「カッチカチ」になっているんじゃないの?。次のSY氏は手前のラフに落ちて、トントンと転がってからグリーンの良いところに止まった。グリーン面に直接落とすのではなく、ワンクッション入れたほうがピンには寄りそうという「プロ並みのマネジメント」が必要である。これはいつもより、余程正確なショットが要求されるぞ、とアドレナリンが出る。で、私はどうだったかというと・・・
まあ、どうでも良いではないですか。とにかく私の目標としては「ハンドファーストで打つ」に絞って練習するだけである。
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それで本日の練習で気付いた点
1、身体が左に向くのを「足の向き」で治す
私は左へ引掛けが多発したが、これはインパクトで「身体が左を向いている」せいであった。そこで左足を目標方向にスクウェアにし、代わりに「右足のつま先を45度位」大袈裟に開いて構えることにした。これで身体が左を向くのを防ぐことが出来たように思う。まあ対症療法だが、取り敢えず球は真っ直ぐ出るようになった。直し方は色々あるが、最初っから左に飛んでいくのは、身体が左を向いていることが大半じゃないかと思う。要注意だ。
2、私の飛距離不足は、単にクラブが振れてないだけ
これは概ね予想通りである。ゴルフパートナーで計測した通りにヘッドスピードが出ていなかったので、実際8番アイアンで80ヤード位しか飛んでない。それはインパクトでどうしても「正確に当てよう」とするために、結局は「ヘッドが減速」してフォローが出ていかないのである。これに対処するには、普段の練習から「インパクトの精度」は余り考えずに、とにかくヘッドを思いっ切って振り抜いて「ビュッと走らせる」ことを第一にしたい。要するに、フィニッシュまで振り切ることである。やろうとしてもすぐには出来ないが、これは毎日の素振りで強化出来るから、やってみる価値はあると思う。友人たちのスイングを見るとそれぞれ「バシッ」と振り切っているので飛ぶわけである(勿論二人とも飛ばし屋では無い)。これは年齢のせいだけじゃ無いと思うので、運動能力を高め、それを「跳ね返して」飛ばしにつなげたい。
3、体重移動をしっかりする
SY氏のスイングは割りと体重移動が大きく、結果「ハンドファーストに打ててるよう」に見える。私もそれを真似て、体重移動を「オーバー目」にしてみた。しかし、体重移動をするだけでは当然だがハンドファーストにはならない。上半身の開きと親指のサムダウン、それにヘッドを遅らせる動きがすべて上手く行った時に、初めてハンドファーストに打てるのだと思っている。ショートコースであってもピンとが立ってると、ついつい欲をかいて、いつもの「すくい打ち」が出てしまうのだ、いかんいかん・・・。マネジメントはしっかりやるとして、その後はスイングに集中するのがベターだと反省しきりである。
4、アプローチはまず、ザックリをしないこと
これはSY氏の上げるアプローチが見事であった話。私もやってみたくてトライしたが、何度かクラブが突っかかって「ザックリ」とやってしまった。しかし上手く行ったときには「フワッと上が」って、テレビで見るかっこいいピッチショットがビューティフルに決まる。勿論回りのギャラリーからは拍手喝采で、見た目にすごく上手そうに見える(実際上手いと思う)。私はまだコツをどうこう言うほどのレベルではないが、「ゆっくり大きく振る」のが良さそうである(私の考え)。要するに「インパクトでスピードを落とさない」ことじゃないかと思う。それと、右手を返して「ヘッドを走らせない」ことだろうか。ゆっくり当てるのは「フェースに乗せる」ためには必須だと思う。そして、これが大事だが、ザックリを予防するにはヘッドを球の真下に入れるのではなく、ちょっと浮かして「厚めに当てる」ほうが良いんじゃないだろうか。手前に入れるとバンスが地面に当たって、地面が硬いと簡単にザックリしてしまう。むしろ「カツん」と音がする位で丁度良いと思った(まだじっくり試してはいない)。
以上。方向性は二の次にして、とにかく飛距離を人並みに伸ばすことに全力を入れたい。よって今後は練習でも「スイングスピード」を爆上げすること。もう、やるしかないではないか!
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と言う訳で今回練習した成果としては、もっと大きく「力を入れて振らなきゃ駄目だ!」ということである。勿論、腰も回して身体も開くのは前提であるが、それもこれも「クラブをビュッと振って」初めて意味がある。ハンドファーストを意識するあまりロフトを建てる事ばかりに集中していて、結果、球の高さが全然出ていなかった(悲しい・・・)。SY氏・SN氏ともに球の高さが充分出てたのは、やはりヘッドスピードがあったのだと思っている。特にSN氏は芯を捉える当たりを連発していて、やはりゴルフの才能が一段上だと感じた。それにしても何だかんだ言って、やっぱり「ヘッドスピード」は必要である。最初ゴルフパートナーに行った時は「この機械はヘッドスピードの計測データが低過ぎるね」などと先生に不満たらたら文句を言ったのだが、間違えていたのは私の方だったみたい。まずこの点から注意して、機械の数値を信じてやってみよう。とにかく「クラブを思いっ切り速く振ること」、それに尽きる。まずは練習、そして練習である。
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とにかく今日は、3周27ホール回ったので十分元は取ったと思う。帰りに柏で町中華に入り、私にとっては「コロナ禍以来」の久々の反省会を楽しんだ。SN氏は遠いので先に帰ったが、私とSY氏はその後カラオケに行き、散々に歌いまくったのは当然である。宴は夜遅くまで続き、ほろ酔い気分で意気揚々とアパートに帰ったのを御報告しておきたい。
私は御年72歳、まだまだ老いぼれるわけには行かないぜい!
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