1、日本人女性だけがやっている無意識の動作
日本人の独特な習性として、笑う時に口を隠す仕草がある。男はやらないが、程度の差はあれ女性は殆ど全員やるみたいである。実は世界でも珍しいこの習性は、一体どこからどうしてやって来たのだろうか・・・。と言っても学術的に分析・研究しようというのでは無い(やる気も能力もないので、そもそもハナっから考えていないのだ。残念!)。
そこで私の個人的意見だが、日本人は生来「出っ歯」だというのを恥ずかしく思っていて、ついつい口を開ける時に「手で隠してしまう」という説だ。しかしこれは民族の習慣としては説得力に欠ける。まず第一に、周りが日本人ばっかりの社会で、見る人全員出っ歯なら、何も恥ずかしいことはないだろう。口を隠す仕草というのは平安時代からやってたらしいから、これは違うという気がする。
それに女性だけというのが変である。出っ歯を恥ずかしがるのは男女別なく感じることだから、これも説得力がない。言うならば口を手で隠すというのは「女らしくお淑やか」というイメージが一般にあるので、老いも若きもこぞって手をかざすのだ、という説。これは一理ある。そう言えば今日、NHKのブラタモリの録画を見ていたら、アシスタントの林田理沙がエラい出っ歯ということに気が付いた。
別に出っ歯だからといって恥ずかしがる事は何もないのだが、彼女が「口を隠す仕草」を全くしないでアハハと笑うのには、ちょっと爽快感すら覚えた次第である。まあ、アシスタントだから当然と言えば当然なんだが、なんで日本人は隠すのかなぁ。謎である。たまに外国の番組や映画を見るのだが、まーず女性が口に手をかざして「おほほ」と笑ったりするのを「見たことがない」のだ。妙である。全世界的に妙だ。これって、本当に日本人だけなんだろうか?
我々も女性が口元を隠して笑ったりするのを見ると、何か「上品な印象」を持ってしまうから不思議である。まさか幼年時代から親や社会に「刷り込まれてるんじゃないか」と思うくらい、全員がそう思うからこれまた不思議だ。例えば平安時代の上流社会では、男は相手の「女性の顔」を見ることはなかった、という。これなどは、イスラム教が女性の髪の毛をスカーフで隠すのより酷い女性差別だと思えないでもない。考えてみれば、よっぽど日本というのは特殊な民族だと思う。
いつか世界標準の「口元全開の笑い方」が日本人女性の普通の行動になる日が来るかと思うと、私はむしろ「そういう時代」に生きてみたい、という気がしないでもないと思う。まあ、生きてるうちには来そうもないけどね。
2、最近特にお気に入りの番組
① 秘密のケンミンショー極み!・・・地方県民の食生活の常識が、如何に全国の常識とかけ離れているかを視聴者全員で「大いに爆笑する」番組。司会のマチャミが極上のツッコミで笑いを取って、一瞬たりとも飽きさせない「バラエティ番組のお手本」。日本って国は、意外と多様性に富んでいる国だ、と実感する番組でもある。
② ダイアンのガチで!ごめんやす・・・最近ダイアンの露出が凄い勢いである。勿論まだ深夜枠だけの東京進出だが、二人のしょーもない掛け合いが「深夜の時間帯にピッタリの醒めた笑い」を誘ってくれて、今一番の注目株と言える。とくに、津田よりも「笑いの質」が豊富なユースケのほうが、私は面白いと思って見ている。まあ、ゴールデンに進出するような人気者キャラではないが、芸に「もう一味が加われば」、もっと売れるだけの才能はあるんじゃないか。
③ 爆問✕伯山の刺さルール!・・・定番の大喜利大会で、これも深夜枠である。珍しく爆問の大田が「大真面目に答えようとしている」のが面白い。ニューヨークの嶋佐は案外「機転」が効かない、というのも笑える。Aマッソ加納なんかのほうがよっぽど切れる、とは思うけど。まあ、私の好みは「ぺこぱの松蔭寺」や「宮下草薙の宮下」とか「ミキの昴生」なのだが、こういう売れっ子は出てこない。ちなみにアシスタントの新内眞衣は、今ゾッコンの「私の好みNo.1」でーす!
④ ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!・・・ちょっと毛色の変わった「これから売れる芸人」をスタジオに呼んで、紹介がてらイジる、という番組。私は蛙亭の岩倉ファンなので、そちらメインで見始めたのだが、出てくる芸人のキャラが立っている連中ばかりなのが面白くて、毎週欠かさず「生で」見ている。というか、生じゃなければ「見る気もしないレベル」のお笑いだが、これがヒマを弄ぶ深夜枠では、結構受ける。
⑤ 司馬遼太郎・街道を行く・・・最後に真面目な番組を一つ。旅行好きで歴史好きで、しかも探究心をも満足させる極上の逸品。こういう番組を昔はやっていたんだねぇ。私は毎週「司馬遼太郎短編の朗読番組」を愛聴しているが、彼の「ストーリーテラー」としての才能には毎回驚かされる。まあ、彼が常々思っていた「日本人とは?」という問いに対しては、答えが見つかったのかどうかは分からないが、彼の物事に対する歴史的・地理的アプローチの仕方は大いに参考になる。彼はそのアプローチから得られた知識を元に「実に生き生きいとした人物・群像」を描くことにかけては天才だった。私にその才能はあるべくもないが、夜中にしばし番組の映像を見ながら、遠い過去に遡って妄想を巡らす時間を過ごすのが楽しいのである。だが夜更しは体に悪いというから、はて、どうしたもんだろうか・・・。
3、久し振りにビックカメラで酒を買った
ゴルフのラウンド中に昼食を食べつつ「酒の話」になり、私がSY氏と「酒の好み」が合うと言ったらSN氏が反発。SY氏とSN氏でひとしきり酒談義が始まった。それもあってか、今日は久し振りにビックカメラに出かけて行って、評判の高い「雪の茅舎」と、前にセブンイレブンで飲んで美味しかった「東光」、それにSN氏が「まずくて飲めない!」と言っていた問題の「菊水のふなぐち」の3点を購入した。
最初は雪の茅舎。買ってきたままなので「常温」である。飲み口は優しい口当たりで、やや甘口。舌ざわりは滑らかで、飲み込むと少し重量感のある喉越しが感じられ、同時に微かにアルコールが鼻に抜ける。飲み進めて行くに従ってやや濃醇な香りは薄まっていくが、あくまで気になるような雑味は全然感じられなかった。確かに「個性の主張」という点では「十四代」や「写楽」やその他の銘酒には及ばないものの、その癖のない飲み味は充分「選択肢に入る酒」と言えよう。
評価は「中の上」といった所か。私としては東光が本命なので、総合評価は東光を飲んでからにしたい。菊水のふなぐちは、SN氏の言う「嫌いな味」がどんな感じなのかを確かめようと思って買ったので、今回は評価外である。まあ、酒の味くらい「その時々でまったく変わる」ものはないが、それでも一流のものにはそれなりの風格がある筈。はたして東光に、その資質があるかどうか。・・・結果は後日ご報告したい。
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