おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
今日は考えさせられる本として「大往生したけりゃ医療とかかわるな」をご紹介したいと思います。
本の題名からして興味がそそられますよね。それでは簡単に抜粋していきますね。
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<人生最大の悲劇は人間らしくない死に方をすること>である。
医療が穏やかな死を邪魔している。
昔の納棺は枯れてなくなっているので楽だった
今病院で亡くなった人の遺体は重くて大変だ
溺死の重い状態
介護の拷問を受けないと死ねない
死が迫ってくると食欲は落ちる
しかし家族はカロリーの高いものを食べさせようと努力する
カロリー高いものは脂っこくない?
次から次へと口に放り込まれる
昔は口当たりの良いあっさりしたもの無理せず食べさせていた
栄養やカロリーを等を気にしなければならない時期が分からない
看取るの神髄は、できるなけなにもしないで「見とる」だけ
できるだけの手を尽くすはできる限り苦しめる
家族の事情で親を生かすな
胃瘻が実施される理由
医療者側のできることはすべてしなければならないという使命感
家族側の、しないと餓死させることになるという罪の意識
まだまだ先だと思っていた親の死。もっと親孝行しておくのだった・・・という自責の念から延命措置に
何もしないで見守るだけでは、見殺しにしているようで辛い・・・
だが、こちら側の都合だけで、何かをするというのは「エゴ」ではないか
その行為は誰のため、何のためなのか、やった結果どうなるのかを考えなければならない
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次の機会に夕張で地域医療を支えた村上智彦先生の本も紹介したいと思います。
1日でも長く生きることが人生にとっての正解ではないと思っています。
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