「おがあさ~~~ん」
深夜の風呂場から、たまぎる悲鳴。
声の主は、何年も前に声変わりした息子だ。
一体なにごと?…と、駆けつけると、
「ゴキブリが出たーーーーーー」
うわっ、本当だ。
扉の脱衣所側に大物が張り付いている。
扉が半透明なので、禍々しいシルエットが風呂場からもよく見える。
「退治するまで、俺、風呂から出んから!」
…って、お前、このか弱い母に退治しろってか?
私だって、ゴキブリに限らず、虫関係は苦手だ。
ただでさえ、最近、シロアリが出て、辟易しているのに。
そういえば昔、サッカー部の友達が大挙して泊まりに来た時、
大きな蛾が入ってきた。
部屋はたちまち黄色い悲鳴が飛び交う、阿鼻叫喚の地獄絵に。
あの時も、アースジェット片手に、でかい蛾を追い掛け回したのは私だった。
屈強なサッカー部員が何人もいたんだけど…
仕方ない、この男にゴキブリ退治は期待できない。
アースジェットを握りしめ、狙いを定める。
この瞬間はすごくドキドキする。
だって…、ゴキブリって飛ぶんだもん!
シューーッ、シューッ、シューッ。
やった、直撃だ。
苦しくなったゴキは扉から下りて、床を走る。
は、速い…、弱ってるんじゃないの?
なんとかもう一噴射。
のた打ち回りながら、クローゼットに逃げ込むゴキブリ。
わ~~~~ん、姿は見えないけれど、奥からゴソゴソ音がするよ~~~
胸の高鳴り 動悸を抑えて、入り口で待つこと数十秒。
耐え切れなくなったヤツが奥から這い出てきた。
ぎゃ~~~っ、こっちに来るな~~~!
大騒ぎしながら止めを刺した。
動かなくなった遺骸を見ながら、ため息が出た。
築15年の我が家、これまでゴキブリの姿を見たことはなかった。
たいしてキレイ好きでもない主婦がいる家にしては、上出来。
ちょっと自慢でもあった。
いつか使う日のために、後生大事に持っていたゴキブリホイホイを捨てました…と、
昨年の断捨離講座でエラソーに報告したのは誰?
ああ、穴があったら入りたい…。
1匹見かけたら、100匹はいる…という、恐怖の説もある。
どうか・・・、今回倒した大物が、うちで繁殖したヤツではなく、
野良ゴキブリで、たまたま紛れ込んできた個体でありますように…。
でも・・・、ゴキブリホイホイは仕掛けてみようかな
それから、苦しい息の下でアイツが逃げ込んだクローゼット、
クリスマスツリーやヒーターなどの季節用品が収めてある場所だが、
ここも一回総点検しておこう。
ヤツの愛の巣があったら大変だし。
よしんばアイツの親兄弟が現れたとしても、
モノを減らしてスカスカにしておけば、追い詰めるのも簡単だ。(←私はしたくないけど…)
シロアリもゴキブリも、この際、まとめて断捨離だ
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我が家は今日 バルサンを決行しました
今の家に引越して7年 入居時にバルサンして(中古だったので)安心してました。。
ところがこの一月の間に3匹もアイツが出没。。
サイズは1~2㎝の小ぶりちゃんでしたが『もうダメだ…』とすぐに薬局へ直行~
そして今朝 仕事前にセットして帰ってから掃除 掃除 掃除… 疲れました
断捨離をもっと進めれば掃除もバルサンも手軽に出来るんだろうなぁ
アイツが隠れる所が無い位に出来るかな~それはムリか…
カリフォルニアにはいないんですか~~。
以前、テキサスで手の平大(全長10センチ以上!)のゴキを見ました。
さすが、アメリカ、なんでもスケールが大きい…と思いました。
>メグさん、お疲れ様でした。
バルサンの後…って、あちこちに転がっているアレを掃除しないといけないんですよね…。
考えただけでも鳥肌が立ちますが、物陰で大群が動き回っているほうが、嫌かもしれませんね。
私も、クローゼットに逃げ込まれた時、もっと早くに断捨離して、スカスカにしおけばよかった…と激しく後悔しました。