一夜明けたら外は銀世界、
見事なまでのホワイト・クリスマス。
だけど受験生にクリスマスは関係ない。
昨日のイブも、息子は朝9時過ぎに塾に行き、
帰宅したのはなんと日付が変わってからだった。
センター試験まで3週間を切り、やっと本気になったのか。
ここまで来るの、長かった…。
文理選択も進路も受験校も、勝手に決めた。
親の意見なんて、端から聞く気もなかった。
…そのくせ、何もかも、詰めが甘い。
だけどそういう態度も全部ひっくるめて、見守ってきた。
3年前の高校受験の時とはずいぶん違う。
あの時は、私の中に絶対防衛ラインがあって、
そこを踏み外してはいけない…と思っていた。
アドバイスと称して、山ほど口を出しした。
息子の生活全般に目を光らせ、
健康も食生活もスケジュールもしっかり管理しようと必死だった。
だから受験前にDVDをレンタルしてきたり、
2時間スペシャル番組を観たり、
昼近くまで寝ていたりすると、イライラした。
だが今、高校受験より遥かに熾烈な大学受験を目前に、
なんとも穏やかな日常が淡々と流れていく。
塾にいる時間こそ長くはなったけれど、
本人は相変わらずのキリギリス、
この期に及んで、まだ夜中までTVを観たり、PSPに興じたりしている。
それなのに、以前のような緊張感やキリキリした焦燥感がない。
どうしてかな…。
自分でもこの落ち着きをうまく分析できない。
3年前と今で大きく違うことは、
息子がいわゆる反抗期を脱したらしいことと、
私がダンシャリアンになったこと。
自分軸で生きる大切さと心地よさを知ったこと。
自分軸を意識するにつれて、徐々に見えてきたことがある。
それは私だけでなく、息子にも自分軸があるということ。
当然と言えば当然だ。
我が子といえども、私とは別個の人間、価値観も好みも違う。
人生で何を優先するか…も、
どんな時間の使い方をするかも、違うのだ。
昔は、そのことが認められなかった。
私の価値観を押し付け、
そのとおりに動かない息子に業を煮やしていた。
変わったとしたら、そこかな。
息子は息子、そして息子の人生は息子のもの。
私が代理で生きることはできない。
受験でどれだけ頑張るかは、全くもって彼次第。
結果を引き受けるのも、私ではなく息子だ。
…そう納得している。
だって自分軸って、そういうこと。
自分で選んで自分で決める。
決断・行動の結果は、
それが望むようなものであろうがなかろうが、自分で潔く引き受ける。
今、こんなにも穏やかにいられるのは、
きっと息子の負うべき責任を本人に返したからなのだろう。
もしかしたら、私は親として間違っているかもしれない。
だけど、要らないモノを排除して、
“今”と“ここ”と“自分”を尊重しながら気楽に生きている私が、
息子にだけ、もっともっと、上を上を…と要求する気にはなれない。
君が以前よりずっと頑張っていることは、毎日見てれば、よく分かる。
まだまだ…と言う人もいるけれど、君は君なりに真剣なんだと思う。
自分で選んだ志望校…、願いが叶うといいね。
来年の春、綺麗な桜が咲きますように。
心から応援してるよ。
Merry Christmas to you all
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断捨離」〜断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
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息子さん、受験勉強のピークなのですね。
私はまだ、受験生の母をやったことがなく、
受験生しか体験したことがないので
自分が、穏やかでいられるか・・?!
断捨離で修業を積み続けたいと思います!
確かに、母親にやってもらって嬉しかったことって
あったかい飲み物や食べ物を出してもらったこと
くらいで
余計な口出しはあまりされませんでした。
(というより、わからなかったみたい)
両親とも受験がなんたるかを知らないのが幸いして
100%私を尊重してくれたから、今の自分があるのかな、と感謝しています。
子どもといえど、自分とは異なる人格ですものね。
momoさんのこの記事は、
子育てにおいてもっとも大切にしたいことが、
書き留められていて、とても共感しました☆
いろんな想いがよぎります。
特に>
だけど、要らないモノを排除して、
“今”と“ここ”と“自分”を尊重しながら気楽に生きている私が、
息子にだけ、もっともっと、上を上を…と要求する気にはなれない。
ここに強く同調・・
息子くんもmomoさんもあとわずか。体調を崩さないで頑張って下さいね。
雪、また降ってきましたね。
私はもっと早くに自分軸を確立していればなぁ…と悔しく思います。
自分がぐらぐらしていたため、子供たちにも自分軸があることを認められず、余計なコントロールをして、無駄にストレスをかけてしまいました。
遅すぎた感がなきにしもあらずですが、せめて今からでも、息子の選択を心から応援したいと思います。
よゆみみさんのお子さんはまだ小さいですし、今からお母さんが自分軸を意識しているのですから、私と同じ轍を踏むことはないと思いますよ。
>T.J.Mさん、こんにちは。
こんな個人的なこと、しかも断捨離とは直接関係なさそうな話をブログに書いてもな…と思っていたのですが、T.J.Mさんの心に届いたのなら、書いた意味はあったのかもしれません。
子供にも自分軸があることを認めるのは、私には難しいことでした。
でも親子といえど、互いの自分軸を尊重してこそ、自由で深い関係を築けるのだと知りました。
六歳と三歳の子供がいます。
momoさんが書かれてた「私の価値観を押し付け、そのとおりに動かない息子に業を煮やしていた。」っという一文。
まさしく、今の私のことですー!
読んでて、ドキッとしました。
まだまだ断捨離初心者の私ですが、断捨離を続けて行くことで、螺旋階段を登って、「子供には子供の自分軸、価値観があり、それを尊重できるような母親」になりたいです。いやっ、なりますっ。
気づきを頂きました。有難うございました。
6歳と3歳のお子さん…。
大丈夫ですよ。私が自分の間違いに気づいたのは、息子が高校生になる頃でしたから、zammnさんは、十分間に合います。
断捨離をして、自分を知り、自分を受け入れ、自分のことをもっともっと好きになると、自然に相手のことも受け入れられるようになります。
そうするとね、子育てって、愉しいみたいですよ。
ある人が、「子どもは元々自分でまっすぐ成長するDNAを持っている。親ができることは、その成長を邪魔しないことだけ。」…と言っていました。
その子が持っているもの、想い、未来を、そのまま認めて、愛していけたら、親であることの喜びも大きくなるのかなぁ…と思います。