今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

受験生の母

2011-12-25 18:24:18 | 日記

一夜明けたら外は銀世界、
見事なまでのホワイト・クリスマス。



だけど受験生にクリスマスは関係ない。

昨日のイブも、息子は朝9時過ぎに塾に行き、
帰宅したのはなんと日付が変わってからだった。

センター試験まで3週間を切り、やっと本気になったのか。


ここまで来るの、長かった…。


文理選択も進路も受験校も、勝手に決めた。

親の意見なんて、端から聞く気もなかった。

…そのくせ、何もかも、詰めが甘い。


だけどそういう態度も全部ひっくるめて、見守ってきた。


3年前の高校受験の時とはずいぶん違う。

あの時は、私の中に絶対防衛ラインがあって、
そこを踏み外してはいけない…と思っていた。

アドバイスと称して、山ほど口を出しした。

息子の生活全般に目を光らせ、
健康も食生活もスケジュールもしっかり管理しようと必死だった。

だから受験前にDVDをレンタルしてきたり、
2時間スペシャル番組を観たり、
昼近くまで寝ていたりすると、イライラした。


だが今、高校受験より遥かに熾烈な大学受験を目前に、
なんとも穏やかな日常が淡々と流れていく。


塾にいる時間こそ長くはなったけれど、
本人は相変わらずのキリギリス、
この期に及んで、まだ夜中までTVを観たり、PSPに興じたりしている。


それなのに、以前のような緊張感やキリキリした焦燥感がない。


どうしてかな…。


自分でもこの落ち着きをうまく分析できない。

3年前と今で大きく違うことは、
息子がいわゆる反抗期を脱したらしいことと、
私がダンシャリアンになったこと。

自分軸で生きる大切さと心地よさを知ったこと。


自分軸を意識するにつれて、徐々に見えてきたことがある。

それは私だけでなく、息子にも自分軸があるということ。

当然と言えば当然だ。

我が子といえども、私とは別個の人間、価値観も好みも違う。

人生で何を優先するか…も、
どんな時間の使い方をするかも、違うのだ。


昔は、そのことが認められなかった。

私の価値観を押し付け、
そのとおりに動かない息子に業を煮やしていた。


変わったとしたら、そこかな。

息子は息子、そして息子の人生は息子のもの。

私が代理で生きることはできない。

受験でどれだけ頑張るかは、全くもって彼次第。

結果を引き受けるのも、私ではなく息子だ。

…そう納得している。


だって自分軸って、そういうこと。

自分で選んで自分で決める。

決断・行動の結果は、
それが望むようなものであろうがなかろうが、自分で潔く引き受ける。


今、こんなにも穏やかにいられるのは、
きっと息子の負うべき責任を本人に返したからなのだろう。



もしかしたら、私は親として間違っているかもしれない。

だけど、要らないモノを排除して、
“今”と“ここ”と“自分”を尊重しながら気楽に生きている私が、
息子にだけ、もっともっと、上を上を…と要求する気にはなれない。





君が以前よりずっと頑張っていることは、毎日見てれば、よく分かる。

まだまだ…と言う人もいるけれど、君は君なりに真剣なんだと思う。

自分で選んだ志望校…、願いが叶うといいね。

来年の春、綺麗な桜が咲きますように。

心から応援してるよ。


Merry Christmas to you all




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5 コメント

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momoさん こんにちは! (よゆみみ)
2011-12-26 10:15:40
寒いクリスマスでしたね☆

息子さん、受験勉強のピークなのですね。

私はまだ、受験生の母をやったことがなく、
受験生しか体験したことがないので
自分が、穏やかでいられるか・・?!
断捨離で修業を積み続けたいと思います!

確かに、母親にやってもらって嬉しかったことって
あったかい飲み物や食べ物を出してもらったこと
くらいで
余計な口出しはあまりされませんでした。
(というより、わからなかったみたい)

両親とも受験がなんたるかを知らないのが幸いして
100%私を尊重してくれたから、今の自分があるのかな、と感謝しています。

子どもといえど、自分とは異なる人格ですものね。
momoさんのこの記事は、
子育てにおいてもっとも大切にしたいことが、
書き留められていて、とても共感しました☆
返信する
胸が詰まりますmomoさん (T.J.M)
2011-12-29 07:31:20
どの文章をとっても全く私とだぶり瞼が熱くなってしまいます。
いろんな想いがよぎります。

特に>

だけど、要らないモノを排除して、
“今”と“ここ”と“自分”を尊重しながら気楽に生きている私が、
息子にだけ、もっともっと、上を上を…と要求する気にはなれない。

ここに強く同調・・
息子くんもmomoさんもあとわずか。体調を崩さないで頑張って下さいね。



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Unknown (momo)
2011-12-30 15:58:45
>よゆみみさん、こんにちは。
雪、また降ってきましたね。

私はもっと早くに自分軸を確立していればなぁ…と悔しく思います。
自分がぐらぐらしていたため、子供たちにも自分軸があることを認められず、余計なコントロールをして、無駄にストレスをかけてしまいました。
遅すぎた感がなきにしもあらずですが、せめて今からでも、息子の選択を心から応援したいと思います。
よゆみみさんのお子さんはまだ小さいですし、今からお母さんが自分軸を意識しているのですから、私と同じ轍を踏むことはないと思いますよ。


>T.J.Mさん、こんにちは。
こんな個人的なこと、しかも断捨離とは直接関係なさそうな話をブログに書いてもな…と思っていたのですが、T.J.Mさんの心に届いたのなら、書いた意味はあったのかもしれません。
子供にも自分軸があることを認めるのは、私には難しいことでした。
でも親子といえど、互いの自分軸を尊重してこそ、自由で深い関係を築けるのだと知りました。
返信する
まるで私のことを言われているみたいで (zammn)
2013-04-01 10:59:01
初めてコメントします。いつも断捨離マラソンのブログを愛読させていただいてます。とてもとても心に響くことが書かれてあったので、ぜひコメントさせていただきたいと思いました。

六歳と三歳の子供がいます。
momoさんが書かれてた「私の価値観を押し付け、そのとおりに動かない息子に業を煮やしていた。」っという一文。
まさしく、今の私のことですー!
読んでて、ドキッとしました。

まだまだ断捨離初心者の私ですが、断捨離を続けて行くことで、螺旋階段を登って、「子供には子供の自分軸、価値観があり、それを尊重できるような母親」になりたいです。いやっ、なりますっ。

気づきを頂きました。有難うございました。
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Unknown (momo)
2013-06-06 10:38:01
zammnさん、お返事が大変遅くなり、失礼しました。
6歳と3歳のお子さん…。
大丈夫ですよ。私が自分の間違いに気づいたのは、息子が高校生になる頃でしたから、zammnさんは、十分間に合います。
断捨離をして、自分を知り、自分を受け入れ、自分のことをもっともっと好きになると、自然に相手のことも受け入れられるようになります。
そうするとね、子育てって、愉しいみたいですよ。
ある人が、「子どもは元々自分でまっすぐ成長するDNAを持っている。親ができることは、その成長を邪魔しないことだけ。」…と言っていました。
その子が持っているもの、想い、未来を、そのまま認めて、愛していけたら、親であることの喜びも大きくなるのかなぁ…と思います。
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