野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

国際協力--アマゾン自然学校6日目--

2018-07-01 | 野生生物を調査研究する会の紹介
6日目
2005年1月26日(水)(最終日)
 夜中も雨に降られることなく、朝を迎えました。朝ごはんの準備をしながら、帰る支度、テントの片づけをしました。しっかり掃除をして、来たときと同じようにきれいにして帰りました。新井さんにお礼を言って、トメアス文協へと移動しました。
 11時、予定より遅れて閉会式が行われました。お世話になった人たちやホームステイ先の保護者などの関係者を招き、その人たちの前で、一人ずつ5泊6日の思い出などを一言ずつ話しました。インストラクター代表、ベレンのイルダ・ヴィエイラ学校の校長先生、トメアスの日系学校の校長先生、トメアス市代表、WRS代表、トメアス文協会長がそれぞれ挨拶をし、閉会式は終了しました。
 最後のみんなでの昼食です。トメアスでの初日と同じように、トメアス文協婦人部のみなさんがごちそうを用意してくださいました。おいしくいただきましたが、みんなお別れが近いことが残念でなりません。
昼食の後、トメアスの子供たちからベレンの子供たちに木の苗がプレゼントされました。また、トメアス文協会長からベレンのイルダ・ヴィエイラ学校の校長先生にも苗がプレゼントされ、これらの苗は、今回の第一回アマゾン自然学校を記念して、翌日ベレンのイルダ・ヴィエイラ学校の校内に植樹されることになりました。

いよいよお別れの時です。みんな名残惜しくて、中には泣いている子供もいました。たった5日間の出来事でしたが、中身の濃い、素晴らしい体験になったことでしょう。13時過ぎ、バスはベレンの子供たちを乗せてトメアスを出発しました。
途中、渡し舟に乗り遅れてしまい到着が約1時間遅れてしまいましたが、10人とも無事に、元気にベレンに帰ってきました。6日間、お父さんやお母さんと離れていたので、みんな久しぶりに会う家族が恋しかったようです。両親から離れて過ごした経験も含め、この5泊6日の経験が彼らの未来の大きな糧になることは間違いないでしょう。

翌日、すぐにベレンのイルダ・ヴィエイラ学校で、トメアスから貰ってきた苗を植林しました。この木の生長を見ながら、トメアスでの思い出、植林した木の生長を考えることでしょう。

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以上が2005年に行われたアマゾン自然学校です
これらのデータは以前のホームページでは紹介されていましたが、10年以上も前のことになってしまいました

その後、インストラクターで活躍した方々は地域のリーダー(校長先生や行政のトップなど)になって
パラ州の環境教育 保全に活躍されています
植林された樹も順調に育ちおおきくなっています。
これをきっかけに 植林や小農家にたいする支援活動がはじまるわけです


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