第11回ナチュラリストクラブ記念講演『ひとくらし自然 民俗学の視点から その10』
今日は 「民俗学の視点から クズ」の話を行う
過去の様子がナチュラリストクラブの報告があるので紹介する。
節分と植物
今日は節分にまつわるお話でした。節分とは季節の分かれ目の事。
立春 2月4日 (旧暦1月11日)、立夏 5月5日 (旧暦9月13日)立秋 8月7日 (旧暦6月18日) 立冬 11月7日 (旧暦9月22日)があり、この中で冬→春の分かれ目の立春の前日を節分と称して豆まきなどの行事が行われています。
一年の初めの節分には邪気が入り込みやすいと考えられ豆まきやヒイラギ飾りが行われたのだそうです。ヒイラギの枝に焼いたメザシの頭を刺して玄関に飾るのはよく知られています。
そして節分に飾るのはヒイラギだけではなくトベラなども使われる地域があるそうです。トベラには臭気があり、それを鬼が嫌うからと言われているらしいですが、それほどの臭気は無いとのこと。ヒイラギやトベラは火に入れると音を立ててはじけながら燃えます。この音で鬼(邪気)を追い払う意味合いもあるのでは?ということでした。「鬼火焚き」と言ってタケ、大豆殻、麦殻を燃やして音を立てて邪気を払う地域もあるそうです。
「ヒイラギ」と名の付く木です。
同じヒイラギと名前が付いていても「ヒイラギ」「ヒイラギモクセイ」はモクセイ科、「セイヨウヒイラギ」「ヒイラギモドキ(シナヒイラギ)」「アマミヒイラギモチ」はモチノキ科、「ヒイラギナンテン」「ホソバヒイラギナンテン」はメギ科、「リンボク(ヒイラギガシ)」はバラ科
また秋に良い香りを放つキンモクセイには実ができない、なぜか?日本に入ってきたときにメスの木しか入ってこなかったからだそうです。
そのあとお茶を飲みながら総会。(コロナ前でした)来年度の予定(案)を頂きましたが、お花見を兼ねた第一回活動は2020年4月12日。多分その時にサクラは散ってしまっているのでは・・・。(以上)
今回(2023.2.12)はクズの話ですが、すこし節分のこともふれていきます。
節分は立春の前日となります。
立春は春の始まりであり、1年の始まり とされる日です。
前日の大みそかに「大晦日におせちを食べる地域」があります。おせちを大みそかに食べるはなぜ?
そして、植物民俗学の話をすこししたいとおもいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます