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子どもの本がおもしろい ⑥
NHKの番組のブラタモリがおもろい。ゴールデンに放送されるようになって人気がでてきている。地形や地質を研究する方々から、自分たちの研究にも光が当たると推薦している。
今回は「石ころがうまれたービロード石誕生のひみつ(地球ふしぎはっけんしりーず9)」(渡辺一夫著 ポプラ者 2004年)
渡辺氏は「川原の石ころ図鑑」をはじめ、最近日本の川の石ころの紹介する本が結構出るようになったが、その先鞭をつけたかただとおもっている。
地学の指導書で、川の学習で石をしらべるのがあったが、河川ごとに石がちがうので、調べ方は参考になるが、自分の周りに流れている川の石は何と興味を持って調べても、石の名前が分からなくて挫折する子どもたちをしっている。
それで、当会の「生きているシリーズ」では必ず川原の石をのせて、解説してきた。
さて、 この本は静岡県の三保の松原で見つけた石(ビロード石)がどこでたんじょうしたのかと言う疑問を解決していく話である。
ビロード石はどこにあるか、海岸線をあるいて、分布を調べ、川から運ばれたことを突き止めた。そして、川をさかのぼり ビロード石の正体を見つけることに成功する。そのもとはどこに・・・
詳細はこの本をよんで、わくわくしながら、その体験を共感してほしい。
地質学者でない筆者がこのように石ころに興味を持ち日本を、世界の石について本を書けるのはすごいことである。
地学を学ぶものにとっては、プレートの運動とビロード石のでき方などを解説してもらえると、小石から地球へ興味をもっていけるかなとおもった。
石の本がたくさん出るようになったさきがけの本として紹介する。
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