メイフライ カゲロウ
メイフライとは渓流釣りのひとならよくご存じ。河の中にいるカゲロウの総称のことです。
画像はチラカゲロウで成虫のようですが成虫ではなくひとつ前の亜成虫です。
カゲロウの幼虫をニンフ、羽化途中のものをイマージヤー、亜成虫をダン、成虫をスピナーと呼びます。カゲロウは面白い昆虫で、卵からかえった幼虫は、サナギにならずに成虫になるが、その前にダン(亜成虫)と呼ばれる段階があります。
フライフィッシングでは最も重要な種がカゲロウです。カゲロウを模した毛鉤全般もメイフライといいます。
渓流釣りの人の方が、カゲロウなどの川の中の生き物をよく知っています。
この5月はカゲロウが成虫、亜成虫になる時期です。
川に入るのも気持ちよく感じる時期でもあります。
カゲロウなどの水生昆虫をつかまえて、その川の水質を調べたときの様子です。
どのように調べるのでしょう。その一つが「全国水生生物調査」の方法です。
ホームぺージによると
「水生生物の中でも、とくに、カゲロウやサワガニなど、川底に住んでいる生きものは、水のきれいさのていど(水質)を反映しています。したがって、どのような生きものが住んでいるか調べることによって、その地点の水質を知ることができます。全国水生生物調査では、29種類の水の中にすむ生きものを選び川にどの生きものが多く見られたかを調べることで、水のよごれの程度を判定しています。」
29種類で水質判定をします。
捕まえた生きものから4段階に分けた生物とくらべどの段階の生物が多いかということで判定します。
全国水生生物調査のホームページより
環境省でもより詳しい調査法を提案しています。
環境省(平成 29 年 3 月)水生生物による水質評価法マニュアル-日本版平均スコア法の目的をみると
「日本版平均スコア法は、1976 年にイギリスの環境省で開発された BMWP(BilogicalMonitoring Working Party)スコア法をもとに我が国の生物相の特徴に合わせて、平成 28年度に環境省において対象とする科やスコアを改訂した手法である。
現在、全国で広く実施されている「全国水生生物調査」よりも詳しい数値が得られ、より客観的なデータを得ることができる。」
環境省は大変詳しいスコアをしめしているので、詳細な記録になるとおもいます。
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