間違いに 気づいて 引き返したのに
引き返した道も 迷い道であった。
迷い道で 出会った人に たましいをあずけて
抜け殻の身を ひたすら 前に進めていた
ただ一つ 微かに瞬く 明かりを 遠くにみつけて
そのもとへ たどりつこうと 歩み続けていた。
夢見る少女の 夢の中の世界が
扉一つ隔てた 向こうで 目まぐるしく 変わっていくのに
手を差し伸べようともせず
見過ごした 非情な 大人の常識を持ち
すでに 大人の私は
少女の私を 無情にも 突き放して 生き抜いた。
引き返した道も 迷い道であった。
迷い道で 出会った人に たましいをあずけて
抜け殻の身を ひたすら 前に進めていた
ただ一つ 微かに瞬く 明かりを 遠くにみつけて
そのもとへ たどりつこうと 歩み続けていた。
夢見る少女の 夢の中の世界が
扉一つ隔てた 向こうで 目まぐるしく 変わっていくのに
手を差し伸べようともせず
見過ごした 非情な 大人の常識を持ち
すでに 大人の私は
少女の私を 無情にも 突き放して 生き抜いた。