おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

氷雨がふれば

2018-02-01 15:12:16 | Weblog




氷雨が降って

下草を凍らせ

氷雨が 雪に変わるころ




心に降った雨は

たくさんの思いの中に

染み入り




昨日の涙を洗い流す役割を・・



あるいは 



忘れかけた古傷の痛みを

よびおこしては 

傷ついた想いのかけらを

いたぶり



忘れたはずの 

忌まわしい記憶の殻を

端っこの方から

壊そうとする



同じことで

二度と悩まないと決めても

それは 

むなしいことなのかもしれない



堂々巡りの 想いの記憶を

気づかぬほど 遠い海の向こうへ

捨てに行く 勇気もなくしたのは

氷雨が 冷たすぎるから・・




ほっこりと あたたかい

優しい人の胸に

哀しみのすべてを 

委ねるならば




春には 雪ノ下から芽吹く

福寿草のごとくに

晴れやかな 笑顔で

再生できる 気がするのだが




それすら 疑っている

氷雨を受ける傘の下の

哀しい顔


クロッカス(紫)
花言葉 愛の後悔
コメント (2)
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