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記憶や 思い出の品などは
こっそりどこかに 隠し持っていて
人には 話さない
心が 弱くなった時
ふと 取り出して眺めてみたり
何か 突然のきっかけで
蘇ってきたり
どちらかというと
やっかいな存在であることが多い
捨てられない人であるのが
災いして
過去の遺物に
ふさがれる想いの旅路もある
素直であったと 信じられる若いころの
一途な気持ちを 想いおこして
素直でありたいと思うとき
報われなかった 一途な気持ち故
臆病と ためらいと 尻込みと
逃げ道を用意する
狡猾とも言える心の行程を
疎ましく思い始め
許せない もう一人の心が
責め始める
二つの心は バランスよく
互いに 牽制を繰り返し
わたしという一人の 弱気な存在を
ある程度の強さと 逞しさに変えて
この世界に 漂うことを許されていると思う
孤高の人なる
憧れの存在にはなれない。
人間味のある 惑いの多い生き方を
肯定して 心慰めて 明日を迎える
こっそりどこかに 隠し持っていて
人には 話さない
心が 弱くなった時
ふと 取り出して眺めてみたり
何か 突然のきっかけで
蘇ってきたり
どちらかというと
やっかいな存在であることが多い
捨てられない人であるのが
災いして
過去の遺物に
ふさがれる想いの旅路もある
素直であったと 信じられる若いころの
一途な気持ちを 想いおこして
素直でありたいと思うとき
報われなかった 一途な気持ち故
臆病と ためらいと 尻込みと
逃げ道を用意する
狡猾とも言える心の行程を
疎ましく思い始め
許せない もう一人の心が
責め始める
二つの心は バランスよく
互いに 牽制を繰り返し
わたしという一人の 弱気な存在を
ある程度の強さと 逞しさに変えて
この世界に 漂うことを許されていると思う
孤高の人なる
憧れの存在にはなれない。
人間味のある 惑いの多い生き方を
肯定して 心慰めて 明日を迎える
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うらむらさき
花言葉 真面目さ